影踏亭の怪談 創元推理文庫

大島清昭(著者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2023/06/19
• JAN: 9784488451219

商品レビュー

2024/10/30

怪談作家・呻木叫子の活躍を描く連作短編集。
表題作は叫子が自宅で瞼を髪の毛で閉じ合わされて昏睡状態で発見された事件を彼女の弟が調べてゆくという話だが、意外なオチに驚いた。どの作品も派手な怖さはなく、事件のほとんどに人為的な解決が提示されつつもじんわりとホラー要素があるという構成で面白かった。続編もあるようなので読んでみたい。

2024/10/20

怪談×ミステリーがパラで進みます。
4章の短編で構成されていて、最後の章での回収はお見事でした。

私まだまだ小説経験が浅く、怪談小説はあまり読んだことはないし、ホラー映画とかも怖いとは思わないタイプです。
しかし、こうやって活字で表現されて自分の想像力と相まった時に、こんなに怖いと感じるのかと驚かされます。
怖い本読んで楽しくなっちゃうって笑
改めて、これが読書の面白さなんですよね。

殊更に、最後の1ページビクッとしましたよ！！

2024/10/18

ホラーが苦手な人でもミステリー要素があるため読みやすい作品。
最後の冷凍メロンの怪談はタイトルで拍子抜けしたけど、割りと最後までしっかり楽しめました。