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明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記
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明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記

平山亜佐子(著者)

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明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記

2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 左右社
発売年月日 2023/06/12
JAN 9784865283730

明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記

¥2,200

商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

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2024/09/08

婦人記者。明治から職業としてあったことを知らなかった。 今でも新聞やニュースなどマスコミ業界は育児しながら働き辛すぎるし、やはり長く働ける人は男性の方が多い気はする。 しかし、文章を書くことがうまく、(どういう方向かはさておき)人並外れた才能があって、婦人記者 の草分け的な事をし...

婦人記者。明治から職業としてあったことを知らなかった。 今でも新聞やニュースなどマスコミ業界は育児しながら働き辛すぎるし、やはり長く働ける人は男性の方が多い気はする。 しかし、文章を書くことがうまく、(どういう方向かはさておき)人並外れた才能があって、婦人記者 の草分け的な事をした方々(化け込みという潜入記事を書くような)の人生は、とても興味深く読めた。 やはり男社会という事でいろんなスキャンダルに巻き込まれたりは多いようで…勿体無い。そんな才能と情熱があれば現代ではもう少し活躍しやすかったろうにとも思う。 化け込み記事を介してその時代の女性が就ける職業についても知れた。 女中が多かったりするのは知っていたけど、電話器を消毒する仕事なんてあったのね。 ダンサーの人数も働き口も多い期間が20年間くらいあったことも初めて知った。 この時代について俄然興味が湧いた。

Posted by ブクログ

2024/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

体当たりで取材する婦人記者の過酷さと彼女達の才能、当時の女性の地位の低さが分かる1冊。 今でもあることなのが悔しい。 面白いと同時に考えさせられる。 そして電話口消毒婦という職業があったんだなと驚いた。

Posted by ブクログ

2024/06/10

積んでいた本の中から引っ張り出してきてようやく読了。 明治から昭和初期、女性の社会進出とともに新聞業界にも婦人記者が登場したが、その仕事の多くは生活記事や訪問記事のような女性向け?記事ばかり。 そんな中、自身の体を張って潜入取材(当時はこれを化け込みと称したとのこと)を試みた婦...

積んでいた本の中から引っ張り出してきてようやく読了。 明治から昭和初期、女性の社会進出とともに新聞業界にも婦人記者が登場したが、その仕事の多くは生活記事や訪問記事のような女性向け?記事ばかり。 そんな中、自身の体を張って潜入取材(当時はこれを化け込みと称したとのこと)を試みた婦人記者にスポットをあてた本。「大阪時事新報」の下山京子、「中央新聞」の中平文子、「大阪朝日新聞」の北村兼子。「読売新聞」の小川好子の四人の婦人記者を中心に当時の記事や様々な資料を丁寧な調査で彼女らの奮闘ぶりを描きだしていく。中でも中平文子は化け込み記事云々よりその人となりが著者の前著である「問題の女 本荘幽蘭伝」の主人公本荘幽蘭に勝るとも劣らない破天荒さで、その波瀾万丈としか言いようがない人生はこの本だけで終わらすのは勿体ない。一方、北村兼子はまさに才女で若くして亡くなれたのが惜しい人物。生まれてくるのも死ぬのも早かった。 後半は番外編?として、化け込み記事で潜入した様々な職業から選りすぐった読み物になっていてなかなか興味深いが、中でも「電話消毒婦」なるものが職業として成立していたとは知らなんだ。

Posted by ブクログ

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