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「助けて」と言える社会へ 性暴力と男女不平等社会
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「助けて」と言える社会へ 性暴力と男女不平等社会

大沢真知子(著者)

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「助けて」と言える社会へ 性暴力と男女不平等社会

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 西日本出版社
発売年月日 2023/05/31
JAN 9784908443800

「助けて」と言える社会へ

¥1,980

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2023/08/26

日本における性暴力被害の現状をアンケートを中心に明らかにし、その予防•救済における課題と今後の方向性を提示した本。 40000人弱の当事者アンケートの分析があり、それによると被害者の年齢は10歳未満が20%、10代が54%だという。 10歳未満が20% ! 衝撃的… ...

日本における性暴力被害の現状をアンケートを中心に明らかにし、その予防•救済における課題と今後の方向性を提示した本。 40000人弱の当事者アンケートの分析があり、それによると被害者の年齢は10歳未満が20%、10代が54%だという。 10歳未満が20% ! 衝撃的… また 被害を誰にも話していない人 30% PTSD状態の可能性がある人 50%前後 「自分は汚れてしまった」、「人と親しくなったり、恋愛したりすることが難しい」、「死にたい」、「自分には価値がない」、「誰からも理解されない」と思う人 20%程度 問題は、直接的な加害者はもちろん、二次被害をもたらすそれ以外の人、あるいはそういう風土を生み出す環境、社会(いまだ根強い家父長制、男女差別)、加害者に甘い司法制度にもある。 そして支援体制も全く十分ではない。 ただ、支援体制は不十分とはいえ、素晴らしい取り組みをしている方や団体は存在する。 特に被害者の方のための病院拠点型ワンストップ支援センターである「性暴力救援センター 日赤なごやなごみ」はすごい。 三次救急病院の中に、着想からわずか三年くらいでこのセンターを設立した、というのがもうすごい。そこに関わる多くの方々の「助けたい」という思いの強さと実務能力の高さを感じる。 性暴力問題の課題は多いが、個人レベルからできることをやっていかねばならない。 性暴力は「魂の殺人」と表現されることもあるほど被害者の方に深い傷を与え、その傷の根治は難しい。 自分もそんな思いをしたくないし、身近な誰にもそんな思いをしてほしくない。またもし万が一傷を負った時にはその傷がとにかく浅くすむように対応したい。 引用されていた性被害者である卜田素代香さんの言葉 「その人を助けられるかどうかは良心より知識にかかっている」 が重い。 ぜひこの本をきっかけにして、今後も知識を学び続けたい。

Posted by ブクログ

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