商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2023/04/21 |
JAN | 9784092893276 |
- 書籍
- 児童書
ポラン先生ときけんなマジックショー
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ポラン先生ときけんなマジックショー
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タヌキの売れない小説家ポランは、北国の森の奥にひっそりと暮らしている。家の扉には「ノックしてもむだです」のかんばんをかけて。ある日、その扉を、カモのマジシャン「ドリ」がノックする。それが、南国への、とんでもない二人旅の始まりだった。 ポランは、はちゃめちゃなドリに巻き込まれて、...
タヌキの売れない小説家ポランは、北国の森の奥にひっそりと暮らしている。家の扉には「ノックしてもむだです」のかんばんをかけて。ある日、その扉を、カモのマジシャン「ドリ」がノックする。それが、南国への、とんでもない二人旅の始まりだった。 ポランは、はちゃめちゃなドリに巻き込まれて、無一文になるわ、走っている列車から飛び降りるわ、寒い中をさんざん歩かされるわ、大変な目にあう。でも、全く気の合わなかった2人に、いつしか友情が芽生えていく。そこが好き。そのきっかけになるのは、この場面かな。 ーーーーー 「マジシャンってのははでそうに見えて、あんがいかげでちまちま努力しているんだなあ」 するとドリは、羽をぷるぷるとひきつらせながら言いました。 「はでに見えるものなんて、たいがいそうだ。サッカー選手も、ムービースターも、ちまちまやってる。あんただってそうだろ?」 「ぼく?」 「ちまちま、ちまちま、文字を書く。それが物語になる。ちがうか?」 ポランは、ふしぎな気もちでドリの顔をながめました。ついさっきまで、決してわかりあえない相手だと思っていたのに、今は、ドリだけがポランの気もちをわかってくれるような気がしました。 ーーーーー 2人を結びつけ始めるのはマジック。ドリがマジックを披露する場面はかっこよくて魅力的だし、それを純粋な気持ちで楽しんでいるポランも素敵。 また、出版社に「暗い」とダメ出しされるポランの作品を、元マジシャンのクマ「ステランコ」が「愛読書だ」と言う場面には胸がじーんとした。 「わしの愛読書だ。暗いし、手きびしい物語だが、その中にもかすかに光がある。この本に出会ったとき、わしはマジシャンをやめたばかりでふさぎこんでいた。そういうとき、明るい話というのは、まぶしくて読めないもんだ」 ポランが書く本は暗いお話みたいだけど、この本はとても明るく楽しくて、ちょっぴりほろりとなる場面もある。2年生のよく読める子から中学年の子に勧めやすい作品だと思う。
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正反対のポランとドリ。初めはドリの勢いがあまりにも強くてポラン先生気の毒…と思いながら読んでたけど、終わり方はとてもよかった。お互いの仕事を尊重してることがわかる会話や行動が2人とも素敵。
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3.4年から。中学年も表紙の絵と面白そうなタイトルで惹かれるが、全面文字のページが多く読んでいても抵抗感が出やすい。仕事にプライドを持った性格の違う2ひきに起こる事件と友情の物語。読み終えると2ひきらしい良い姿にじんわりと残る表紙のキャラクターが見えてきて良い読後感に浸れるところ...
3.4年から。中学年も表紙の絵と面白そうなタイトルで惹かれるが、全面文字のページが多く読んでいても抵抗感が出やすい。仕事にプライドを持った性格の違う2ひきに起こる事件と友情の物語。読み終えると2ひきらしい良い姿にじんわりと残る表紙のキャラクターが見えてきて良い読後感に浸れるところが○。
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