![どんどん変に… エドワード・ゴーリーインタビュー集成](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/002006/0020067148LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/04/25 |
JAN | 9784309257020 |
- 書籍
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どんどん変に…
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
エドワード・ゴーリーへのインタビュー記事をまとめた1冊。 展覧会を見に行きました。 そして実物の緻密な線は忘れられません。 私の中でのゴーリーは、闇を纏う残虐性のある絵本を描く人という不気味なイメージだったのですが、このインタビュー記事の本を読むと、印象がガラリと変わります。 ...
エドワード・ゴーリーへのインタビュー記事をまとめた1冊。 展覧会を見に行きました。 そして実物の緻密な線は忘れられません。 私の中でのゴーリーは、闇を纏う残虐性のある絵本を描く人という不気味なイメージだったのですが、このインタビュー記事の本を読むと、印象がガラリと変わります。 風変わりな格好をした、聡明な芸術家。 猫とバレエと源氏物語と映画とアガサ・クリスティが大好き。 お願いされると嫌とは言えない性格。 自由気ままで縛られない彼だからこその作品。 白黒の世界に、和を意識した空白の使い方により奥行きを感じさせる。 ハンドレタリングも素敵。 絵本の文章(テキストのレタリング)もゴーリーが描いています。 自身を作家という方がしっくりくるという。 まずテキストとプロットをしっかり作り上げてから絵を描く。 そうしないと絵は描けないそうだ。 執拗な描写を嫌う。 読者の心中に生まれた他の(解釈の)可能性へのダメージを最小限におさえた描き方をする。 考える余地をわざと残すのですね。すごい。これには感銘を受けました。 見えるまま、そのままを絵に表現している。 ゴーリーの中の見えるまま。 人が違う解釈でもってその絵の意味を解いても、それはそれで結構と思うそうです。 読み手により、様々なゴーリーが生まれますね。 ゴーリーの絵本は一度読むと癖になります。 めちゃめちゃ好みなのです。
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エドワード・ゴーリーのインタビュー集。 ゴーリーの人生や、影響を受けた作品などがよく分かる。 インタビューごとに豊富な脚注を設けてあるので、インタビューに出てきた人物や作品などの知識がなくてもある程度は理解できるようになっている。 時々ゴーリー作品からのイラストはあるが、インタビュー内容としっかりリンクしているわけではなさそう。 それからゴーリーのイラストはあるものの、ゴーリーが影響を受けた絵画などの画像はないため、それが知りたいのならば自力で調べる必要がある。 別の言い方をすると、ゴーリーの作品しか載っていないためゴーリーに浸れるとも言える。
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