商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2023/06/26 |
JAN | 9784101027425 |
- 書籍
- 文庫
ぎょらん
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ぎょらん
¥935
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商品レビュー
4.2
376件のお客様レビュー
52ヘルツのクジラたちで町田そのこさんを知り面白かったので今回の作品も読んだ 設定が面白くて死者が最後に残すぎょらんを食べると願いや思ってることがわかる 朱鷺を中心に物語が進んでゆくのだが、結局は自分が作り出したものと聞いてなんか残念 もっと明確なものかと思って謎解き要素なんかも...
52ヘルツのクジラたちで町田そのこさんを知り面白かったので今回の作品も読んだ 設定が面白くて死者が最後に残すぎょらんを食べると願いや思ってることがわかる 朱鷺を中心に物語が進んでゆくのだが、結局は自分が作り出したものと聞いてなんか残念 もっと明確なものかと思って謎解き要素なんかもあると思ってたのにまぁいいけど 短編が幾つかあるがその全てがトキと関係してた描き方は素晴らしい
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これもよかったなあ。町田そのこさんの話は温かい人が多くて好き。自分も不器用で良いから人に優しくありたいな〜 『冬越しのさくら』と『糸を渡す』が今のわたしのお気に入り。
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『ぎょらん』て何だろう?と思って読み始めた。それは人が亡くなる時に残す赤い珠。それを噛み潰すと亡くなった人の最期の願いがわかるという。 この「ぎょらん」に翻弄された人たちの連作短編集ですが、親友の「ぎょらん」を噛み潰した時から大学も辞めて引きこもりの生活を10年続けていた朱鷺が...
『ぎょらん』て何だろう?と思って読み始めた。それは人が亡くなる時に残す赤い珠。それを噛み潰すと亡くなった人の最期の願いがわかるという。 この「ぎょらん」に翻弄された人たちの連作短編集ですが、親友の「ぎょらん」を噛み潰した時から大学も辞めて引きこもりの生活を10年続けていた朱鷺が葬儀社で働きながらぎょらんの呪縛から解き放されていく物語でもある。 親しい人が亡くなる喪失感や後悔が伝わり自分も亡くなった父の事を思った。そしてエンディングノートの必要性を感じた。残された人たちが思い悩んだり困らないように、私も考えなければと思う。 最後の「赤はこれからも」は文庫本にだけ掲載されているようですが、コロナが流行し始めた当初、感染拡大を懸念して葬儀もせず直葬され、骨壺を渡されたご遺族の映像を思い出し切なくなりました。
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