うつくしい道をしずかに歩く 真木悠介小品集

真木悠介(著者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2023/03/30
• JAN: 9784309231259

商品レビュー

2025/02/25

2025年2月25日、グラビティで「iHerb」で検索してサプリメントについて投稿してる人を遡ってたら、「iHerbで消化酵素とグルタチオンとリポCを購入した。着実に歳を取ってるきがする」って投稿してた女性が、【「自分を変えること」について(「人間関係論」批判)】って書いてある本のページ写真が載っててた。いい事が書いてあったのでGoogleでレンズで画像検索したらスレッズとピンタレストに同じページの画像見つけ、「真木悠介」とタイトル判明。

【1部抜粋】
「自分を変える」ということについて。(「人間関係論」批判)

1.去っていった人たちについて思いわずらうな。
あなたを憎んでいる人たちについて思いわずらうな。
自分の欠点をしらべたり反省したりすることで
あなた自身をいじくりまわすな。
あるがままのあなたであるままで
出会われる出会いだけにまっすぐに向かえ。
失われた島に執着することで
あなたのまわりに歌っている鳥たちを失うな。

2、明るさ。率直さ。あたたかさ。静かさ。
心の暗い時に明るい顔をつくろうなどとするな。
こだわりのある時に率直にふるまおうなどとするな。
心の冷える時にあたたかい態度などをとるな。
心のさわぐ時に静かさをよそおおうなどとするな。
明るさや率直さやあたたかさや静かさなどは
ただぼくたちの身境のメルクマークだ。
空気が冷えこんでいるときに
水銀柱の高さだけをあげて何になる。

自分を変えるただひとつの正しい方法は ー

2024/01/12

「うつくしい道をしずかに歩く」という詩が素晴らしかった。神のような存在を無視して、「個人」として歩く道は、通勤のために車を走らせるただの無機質な道のようなものだと思う。山尾山省のことは知っていたけど、改めてその本を手に取るきっかけとなった。