商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2023/04/06 |
JAN | 9784492444733 |
- 書籍
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アメリカは内戦に向かうのか
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アメリカは内戦に向かうのか
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
内戦の起こり方や世界情勢が描かれている。 さらに現代のSNSや民主主義、資本主義について論じ、近年の内戦がなぜどのように起こったかわかる。 さらにそれに対して、アメリカの現状をアメリカ人視点で描かれており、悲観的になるだけで無く建設的な論が展開されて、次のあるべき姿へ向かってい...
内戦の起こり方や世界情勢が描かれている。 さらに現代のSNSや民主主義、資本主義について論じ、近年の内戦がなぜどのように起こったかわかる。 さらにそれに対して、アメリカの現状をアメリカ人視点で描かれており、悲観的になるだけで無く建設的な論が展開されて、次のあるべき姿へ向かっている姿勢に希望を持てた。 その中で ①法の支配 ②言論の自由と説明責任 ③政府の能力 この3つが民主主義国家では機能するかが重要だとであるとのこと。 他にも内戦が起こるプロセス十段階や、アノクラシーレベルなど、客観的かつ構造的な表現が多く非常に理解しやすい本であった。
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前半は、過去の各国内戦の事例研究を元に、内戦が発生する一般的メカニズムを解説。後半は、そのメカニズムに照らし合わせて、アメリカの現状が内戦への過程にあるのか、あるとしたらどの程度の危険性なのかを論じている。個人的には、前半が面白かった。 前半、内戦へ至る一般的な状況として、専制...
前半は、過去の各国内戦の事例研究を元に、内戦が発生する一般的メカニズムを解説。後半は、そのメカニズムに照らし合わせて、アメリカの現状が内戦への過程にあるのか、あるとしたらどの程度の危険性なのかを論じている。個人的には、前半が面白かった。 前半、内戦へ至る一般的な状況として、専制でもなく民主主義でもない中間の状態(アノクラシー)が危ない、というのが示される。納得できる分析。これは、専制政府が弱体化して民主化機運が高まる過程、あるいは民主政府が腐敗などで国民の信頼を失っている状態。この状態で、アイデンティティの問題で、人種・民族・宗教などで派閥ができてしまうと危険。さらに、権力層から「格下げ」される派閥の危機感が煽られたり、虐げられている側に正当な方法で権利が得られる希望が無くなった時には、内戦まっしぐらという感じ。(雑な要約) 後半のアメリカの現状としては、没落した白人層に不満が溜まっており、分断が進んでいる様が解説されている。内戦に至るプロセスでも、かなり進んでいると分析されており、著者の危機感が伝わってくる。その分断に一役買っているのがSNSだとも書かれており、SNSは人類には早すぎたな、という印象を強くするなどした。
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ポリタスTVでも前嶋 和弘教授が本書を紹介。内戦研究を専門とする著者がどのように内戦が起こるのかメカニズムを解説。今のアメリカは分断が臨界点かもしれない。大統領選挙が終わってまたぜひ読み返したい。 人間は従来持っていた特権を失うことを何よりも恐れる。気候変動によってこれまで住ん...
ポリタスTVでも前嶋 和弘教授が本書を紹介。内戦研究を専門とする著者がどのように内戦が起こるのかメカニズムを解説。今のアメリカは分断が臨界点かもしれない。大統領選挙が終わってまたぜひ読み返したい。 人間は従来持っていた特権を失うことを何よりも恐れる。気候変動によってこれまで住んでいた土地追われ資源を失った人々が新たな土地への流入によって緊張が高まり、また資源の奪い合いによって内戦が頻発する可能性が高い。本書でも指摘あり。
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