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ロッパ食談 完全版 河出文庫
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ロッパ食談 完全版 河出文庫

古川緑波(著者)

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ロッパ食談 完全版 河出文庫

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2023/05/09
JAN 9784309419664

ロッパ食談 完全版

¥880

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2024/03/19

エノケンこと榎本健一と並び戦前の喜劇界を席巻し食通としても知られていた古川ロッパが戦後、雑誌「あまカラ」に連載した食べ物に関するエッセイをまとめたもの。ロッパは映画雑誌の編集をしたり多才な人であったが、書いた物を読む限りインテリというよりもっと俗な人という印象で、それはこの本も変...

エノケンこと榎本健一と並び戦前の喜劇界を席巻し食通としても知られていた古川ロッパが戦後、雑誌「あまカラ」に連載した食べ物に関するエッセイをまとめたもの。ロッパは映画雑誌の編集をしたり多才な人であったが、書いた物を読む限りインテリというよりもっと俗な人という印象で、それはこの本も変わらない。基本的にドコソコで喰った何やらが美味かったという話ばかりで蘊蓄めいたことはほとんどない。食通として知られてるが味覚は所謂子供舌で基本的に脂っこい肉が好きで魚は嫌い、とにかく色んな料理を沢山食べたいという人で食いしん坊といった方がぴったりくるような愛嬌がある。ロッパは戦中も食い物がない食い物がないと言いながらいろいろ伝手をつかって良いものを食い続けた人だけどそれが嫌みにならないのはその愛嬌ゆえだろう。このエッセイが書かれた1950年代はロッパ晩年の頃で持病の糖尿もあって体力的にはかなり衰えていた時期の筈だけどそれでも食べ物に対する執着が衰えていないのは大したものだと思う。

Posted by ブクログ

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