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1社15分で本質をつかむプロの企業分析
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1社15分で本質をつかむプロの企業分析

栫井駿介(著者)

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1社15分で本質をつかむプロの企業分析

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 インプレス
発売年月日 2023/03/01
JAN 9784295408024

1社15分で本質をつかむプロの企業分析

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商品レビュー

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2024/03/23

有価証券報告書を軸に3C分析から企業の「過去」を把握、SWOT分析で「今」を考え、ポジティブ・ネガティブストーリーを想定し、その間にある「未来」を発見する。 有価証券報告書、財務諸表の実際の分析をケーススタディを交えて紹介。 <3C分析> ◯自社 ・どんな事業を行なっているのか...

有価証券報告書を軸に3C分析から企業の「過去」を把握、SWOT分析で「今」を考え、ポジティブ・ネガティブストーリーを想定し、その間にある「未来」を発見する。 有価証券報告書、財務諸表の実際の分析をケーススタディを交えて紹介。 <3C分析> ◯自社 ・どんな事業を行なっているのか? ・業績はよいか? ・財務は健全か? ・経営計画は? ◯顧客 ・顧客は誰か? ・顧客はなぜその商品を買うか? ・市場は拡大しているか? ・その市場で起きている変化は? ◯競合 ・ライバルは誰か? ・ライバルより優秀か? ・ライバルとの違いは何か? <SWOT分析> 強み・弱み・機会・脅威について、思いつく限りワードを挙げてみる。 <ストーリー> ポジティブ・ネガティブについて、現在の状況を引き延ばした先にある未来を考える。 【有価証券報告書】 ◯企業の概況 ・業績が伸びているかそうでないか、扱っている事業、規模 ・従業員の増加→リスクを取って成長期待 ・売上高、従業員数の急増→買収の可能性 ※5年間の業績推移が悪くなっていて何も手を打っていなければ、そこで分析を打ち切ることも ◯事業の状況 ・企業の色が出るところ→出ていなければ何も考えていない ◯提出企業の状況 ・株主構成、役員構成で企業の成り立ち、今誰がパワーを持っているかわかる→株主上位が信託銀行で分散ば歴史ある大企業、役員は生え抜きか外部登用か (以下、詳細分析) ◯主要な経営指標等の推移 ・売上収益、税引前損益:成長性 ・親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):安全性  製造業30%以上、小売業10%以上で安全地帯 ・親会社所有者帰属当期利益率(ROE自己資本利益率):収益性  8%を超えると日本企業では優秀  成長が落ち着いたときのROEが重要 ・キャッシュフロー:安定性、成長への意思※後述 ◯事業内容 ・顧客別、商品別、地域別などに分けが一般的→顧客の手がかり ◯経営方針 ・戦略を全体、個別、財務資本戦略で見る ◯事業等のリスク ・この中で本当に大きな影響を与えそうなものは何か? ◯セグメント情報 ・連結会計、地域別情報で稼ぎ頭を知る ◯「業界地図」で競合を知る ◯その他 銘柄スカウター(マネックス証券):長期業績のグラフ化 ・株探:即時性 ・決算説明会動画、転職サイト:リアルな声→ストーリーのポジネガ確認 【財務諸表】 ◯損益計算書 ・売上高総利益率(粗利益率)=売上総利益÷売上高:売上高から原価を除いた、商品・サービスを顧客に提供した際に直接得られる利益 ・売上高営業利益率:販管費も除いた利益 →メーカーとサービス業の違い。利益の構造 ◯貸借対照表 ①資産 ・質の高い資産:現金、有価証券、土地、敷金・保証金 ・質の低い資産:のれん、無形資産、建物・構築物、棚卸資産 例)のれんが純資産よりも大きいと要警戒 ②負債・純資産 ・必要な資金を借金によって調達している企業は財務リスク大、自己資金によって賄われている企業は小。ただし相対的。 ・「有利子負債−現金」が小さいか否か ・純資産のうち利益剰余金が大きいか否か ◯キャッシュフロー計算書 ①営業CF、②投資CF、③フリーCF(①+②) 成長期:①+、②-、③- 安定期:①+、②-、③+ 成熟期:①+(-)、②+、③+ 高リスク:①-、②-、③- ◯ROE(%)=当期純利益/株主資本×100 ・目先のROEではなく持続性があるか

Posted by ブクログ

2024/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

企業分析の流れは、3C(有価証券報告書)とSWOT(損益計算書と貸借対照表)とポジティブandネガティブ未来(プラスアルファで転職サイト)から見ていく 個人的に長期投資を前提にしている人は好きなので、楽しく読めた。 企業って組織だから理屈で動くイメージ?があったが、実際は人が動かしているものだから失敗と成長を繰り返していくものだと認識するようになった。

Posted by ブクログ

2023/12/29

図書館で仕事に役立ちそうかなと適当に手に取ったものですが、個人的にはものすごく良かったです。 やったことのない株式関係の仕事をやることになり、その道の専門家である上司からの指示がよく分からない。 投資家がどういう見方をしているから、こういう対応が必要なんだ、という逆目線から理解...

図書館で仕事に役立ちそうかなと適当に手に取ったものですが、個人的にはものすごく良かったです。 やったことのない株式関係の仕事をやることになり、その道の専門家である上司からの指示がよく分からない。 投資家がどういう見方をしているから、こういう対応が必要なんだ、という逆目線から理解できました。 とりあえず、有価証券報告書をちゃんと読もうと思いました。 読めって言われてたんだけど、読む気がしなかった。 それがどれだけダメなことかが腹落ちしました。 同業他社のものも読んでみようと思います。 私のこの本の読み方は特殊ですが、株の勉強したい人とか、長期投資目的ならおすすめです。 300円ショップのスリコの会社、無印良品、SHOEI(バイクのヘルメット作っている会社。夫がバイクに乗るので、ヘルメットに書いてあって覚えていたが、そんないい会社だなんてまさか思わなかった)など、最近の動向の変化とか、面白かったです。 転職する人、就活する学生にも企業分析はおすすめと書いてあり、目から鱗でした。 企業分析に転職会社のその会社の口コミもチェックするとか

Posted by ブクログ

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