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商品レビュー
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7件のお客様レビュー
13歳の戦争孤児が徒党を組み、終戦直後の東京を生き延びる話。混沌の時代であり、食べることにおいて大人も子供も関係なく皆必死だった。奪い、騙し、騙されが日常となっており、大人を信じるといった概念そのものが無い時代だった。ハッピーエンドがいかにフィクションなのか、そして非人道的な出来...
13歳の戦争孤児が徒党を組み、終戦直後の東京を生き延びる話。混沌の時代であり、食べることにおいて大人も子供も関係なく皆必死だった。奪い、騙し、騙されが日常となっており、大人を信じるといった概念そのものが無い時代だった。ハッピーエンドがいかにフィクションなのか、そして非人道的な出来事が毎日のように行われており、平和であること自体の価値を再認識させられた。
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読む順番を間違えたーーー!!笑 老犬シリーズ1ってあるから、これが第1作目かと思ったら、すでにある別の作品の過去編だった笑 とはいえ、面白かった。 さすがのハードボイルド。 男の物語。 終戦直後という、たった13歳の少年たちが彼ら自身の力だけで生きていくには過酷すぎる時代。そん...
読む順番を間違えたーーー!!笑 老犬シリーズ1ってあるから、これが第1作目かと思ったら、すでにある別の作品の過去編だった笑 とはいえ、面白かった。 さすがのハードボイルド。 男の物語。 終戦直後という、たった13歳の少年たちが彼ら自身の力だけで生きていくには過酷すぎる時代。そんな中にあって、仲間と自由を守る立派な男になっていく物語。 ほんまにこんな時代があったんやろうなぁと思うと、現代の恵まれ過ぎている環境に、危機感を覚える。 次は、シリーズ2の前に、本編を読んでみようと思う!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
35年前に単行本発行の作品を35年振りに読了。 あの頃読みまくっていた北方ハードボイルドとの再会に感激、感謝、感傷・・・そして心地よい余韻が収まらない。 今作品は、北方ハードボイルドの世界に要所要所で登場する名バイプレーヤー、「老いぼれ犬」こと高樹警部の幼少時代(終戦直後)の物語、親も家も失った子どもたちの逞しい姿をいつもの北方節で描いてくれています。 ものは試し、是非手にとってみては!
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