今日のおやつは何にしよう 幻冬舎文庫

益田ミリ(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2023/03/09
• JAN: 9784344432727

商品レビュー

2024/09/19

「今日のおやつは何にしよう」と悩みながら
イチジクと胡桃のケーキなんて
オシャンティーなカフェのケーキ食して
背徳感。笑

好きなことば
「わたしは悪くなーい！」
これ良かったよね。
やまとなでしこ、好きだったなー。

益田ミリさんの影響で
冬のココアは鍋で煎ってから、が断然美味しい。

2024/09/12

著者のものではなく、故ナンシー関の言葉が紹介されていて、ちょっと目からウロコだったのがこのセリフ。
「"売れてる"ように振る舞えば"売れる"という傾向があると思う」
思うままに振る舞ってみよう…と秘かに決意した読後。

ｐ44
時間をつぶす、という言い方はずいぶん前からしなくなった。予定と予定の間もまた人生の一部分。一刻たりとも無駄にしたくないという意味ではなく、つぶすという表現は悲しい。

おいしいものを作って食べたあとで、
ｐ46
なんてことのない冬の一日だったが、同じ日は二度となく、わたしは時間をつぶさなかった。

ペディキュアをプロにしてもらったあとで、
ｐ72
きれいにしてもらって良かった！
しばし眺めて満足する。
わたしの足の爪など誰が気にして見るわけでもないのはわかっている。でも、自分が見てうれしいのがなによりである。
それはちょっとピアノレッスンにも似ている。
習い始めて8年になるが、人前で弾いたことはなく、弾く予定もないのだけれど、自分が弾いて、あるいは聴いて楽しいからOK！　という感じ。楽しみを内側に持っているのはなかなかよいものである。

アメリカの中学生の洋画を見た後、中学時代のサイン帳を見て昔を思い出す。
１　卒業しても遊ぼう
２　わたしのこと忘れないでね
３　またいつか会えるといいね
３つのパターンがある。と書く。
だけど思い起こすと、私自身は２を言われたことはない。
もちろん言ったこともない。ちょっと新鮮だった。
２を書く人の心情を想像する。
ｐ117
「汚れた大人になってしまったとしても、今の私を覚えていてくれる人がいるなら救われると思うから」
そして書く。
ｐ118
つかの間、同じ場所で、同じ空気を吸って未来を夢見ていた。わたしたちは今もどこかでそのとき吸い込んだ空気を吐き出しながらフーフーと駅の階段をのぼって生きているのである。

来月、ホームカミングデーで高校へ行く。卒業後初。学校の横の大通りを車で通り過ぎるだけになってしまったけれど、同じ空間で未来を描いていた。描いていた私の未来がどんなだったか具体的には覚えていないけれど、「こんなんでごめんなさい」とやっぱり思ってしまう。

2024/08/28

初 益田ミリさん。
ふとカフェに入って美味しいものを食べたり、友達を家に呼んで夜ご飯をご馳走したり､そういう生活好きだなぁ