#マンホール 宝島社文庫

ハセベバクシンオー(著者), 岡田道尚(著者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2023/02/10
• JAN: 9784299039170

商品レビュー

2024/08/31

目を覚ますとそこは穴の中だった。どうやら、酩酊してマンホールに落ちてしまったようだ。
地上に上がる梯子は壊れており、警察にもまともに取り合ってもらえない。けがを負って身動きも取れない。
自分がどこにいるのかも分からない男は、手元のスマホからSNSで「マンホール女」というアカウントを立ち上げ、ネット民に場所の特定と救出を頼むが……。

映画『＃マンホール』のノベライズ小説です。いつもの事ですが映画の方は見てません、すみません。

結婚式前日のサプライズパーティーからの帰り、誤ってマンホールに転落したと思しき男。脱出の手立てのない男は、SNSでネット民に助けを求め……。どことなくARG（代替現実ゲーム）の導入を彷彿とさせるストーリーの話です。
本当にネット上でヒントをもとに場所を特定して……みたいな感じでゲーム化しても楽しそう。

序盤から些細な違和感はありましたが、読み進めるにつれ最後には全く違った雰囲気の話に着地するのが意外でした。
全体的にあまり登場人物たちに好感を持てなかったのは残念。

たった一晩の間に起こる話というのもあり、ページ数・文字数も少な目の為、さくさく短時間で読めます。

2024/06/23

SNS×ミステリー 。目を覚ますとマンホールの中にいた。

タイトルからマンホールに落ちた主人公がどうやって脱出するのか、誰が落とした犯人なのか探っていくストーリーなのかと思っていたが

後半から徐々に違和感が募り始める。

彼女の舞の言葉、マンホールの場所、主人公川村について…

最後で意外や意外。読み始めから比べてガラッと全く違う雰囲気の本に変貌する。

ページ数は少なく、あっさりと読むことができる作品。

意外性があり面白かった。

2023/04/23

展開が早くて、本当にあっという間に読み終わった

最後の重い結末に多少の衝撃を覚えつつ、主人公にあまり好感持てず、あっさり終了。

軽ーく読書したい時には良いかな。