商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | Jパブリッシング |
発売年月日 | 2023/01/27 |
JAN | 9784866695471 |
- 書籍
- 書籍
私を嫌い、王家を裏切った聖騎士が、愛を囁いてくるまで
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
私を嫌い、王家を裏切った聖騎士が、愛を囁いてくるまで
¥1,430
在庫あり
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あれだけ冷たくあしらわれても嫌いになりきれないとは、初恋とは恐ろしいものである。 もっともレイナートの気持ちは割と早々に読者側に開示されるので、どういう思惑で彼女ヴィヴィアを遠ざけようとしたのか、そちらの方が気になった。 すれ違いつつも、本心はヴィヴィアのことを想っているので、より彼女も緊迫した状況下でも初恋を捨てられずにいたのだろう。 罪な男である。 レイナート側の事情が分かると、同情の余地もあったけれども。 ヴィヴィアのスキャンダルネタに踊らされている彼は、見ていて哀れだったし。 あそこまで慌てふためいている彼が、ヴィヴィアのことを嫌いな訳ない。 人食いモンスター的存在が出るし、結構容赦なく人が死に、町が崩壊するような世界観なので緊迫しており、騎士であるレイナートはともかく、前線にて奉仕活動をしようとするヴィヴィアも決して安全な場所にいない。 勿論命の危機に遭遇するし、凄惨な場面を見ることも。 そんな殺伐とした世界観にしたラスボスは個人的には少し意外だったけれども。 利用されていた側かと思ったらしていた側だったとは。 それでいて割と呆気なく捕まるし……レイナートの方が上手だったか。 心休まらない世界観の中の癒しは、スノー・ワイト嬢。 「嬢」と言っていいのか判断に迷うが、彼女(?)のお陰で殺伐とし過ぎなかったと思う。 ありがたい存在だった。
Posted by