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グノーシス主義の思想 〈父〉というフィクション
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グノーシス主義の思想 〈父〉というフィクション

大田俊寛(著者)

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グノーシス主義の思想 〈父〉というフィクション

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春秋社
発売年月日 2023/01/14
JAN 9784393333938

グノーシス主義の思想

¥3,080

商品レビュー

5

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2025/01/03

グノーシス主義者はとても慎重な性格なんだなと思った ある種の懐疑論に近い思考法で真理に迫っていこうとする姿が素晴らしい しかし、それを深く考えすぎた結果自らを滅ぼすというのも切なく面白かった 人間社会は「虚構の人格」を中心に据えて回っている 「鏡」というモノをこれだけ考えたのは...

グノーシス主義者はとても慎重な性格なんだなと思った ある種の懐疑論に近い思考法で真理に迫っていこうとする姿が素晴らしい しかし、それを深く考えすぎた結果自らを滅ぼすというのも切なく面白かった 人間社会は「虚構の人格」を中心に据えて回っている 「鏡」というモノをこれだけ考えたのは初めてだった なんでものめり込むのは良くないんだなと思った やりすぎて失敗したのがグノーシス主義で、程よい距離を取って成功したのがキリスト教 どちらがいいかは判断しづらい

Posted by ブクログ

2023/04/24

・神のロゴスが「太陽の光」に喩えられるのに対して、哲学者たちの言葉は「太陽から巧みに盗んだ光」に喩えられる。それは、蠟燭の火が放つ小さな光と同じように、夜の闇をわずかに切り裂く程度の効果しか持ちえない。そして受肉したロゴス、すなわちキリストが来臨し、世界をその大きな光によって照明...

・神のロゴスが「太陽の光」に喩えられるのに対して、哲学者たちの言葉は「太陽から巧みに盗んだ光」に喩えられる。それは、蠟燭の火が放つ小さな光と同じように、夜の闇をわずかに切り裂く程度の効果しか持ちえない。そして受肉したロゴス、すなわちキリストが来臨し、世界をその大きな光によって照明するようになれば、太陽の光のなかに蝋燭の光が溶け込んで見えなくなるように、その有用性はほとんど失われることになってしまう。

Posted by ブクログ