CFOとFP&A

石橋善一郎(著者), 三木晃彦(著者), 本田仁志(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央経済社
• 発売年月日: 2023/01/05
• JAN: 9784502448416

商品レビュー

2024/01/01

FP &Aについてたまに聞くことが増えたので購入。FP &Aがどういうものかについて勉強になった。構成がなぜこの構成になっているかの説明がなく入りこみづらかったのだけがマイナスポイントです。

FP &Aとらグローバル企業で経営管理を担当する組織のことである。
役割は真のビジネスパートナーとマネジメントコントロールシステムの設計、運営である。
真のビジネスパートナーとは本来、意思決定権限を持たない管理部門の一員が意思決定権限を有する事業部の行う意思決定を委任され当事者として意思決定に対してリーダーシップを発揮すること

日本企業ではだいたい経営企画部が担当しており、経理部、財務部とは区別されているのが一般的であり、事業部とも壁があるのが課題である。

FP &Aに必要なマインドは経営者でありたいという熱い思いと成長し続けたいという強い意志。
またキャッシュ思考や将来思考も大事である。

2023/12/18

日本企業でもＣＦＯの存在が一般的になってきたものの、グローバル企業のその役割とは異なる点を踏まえて、グローバル企業におけるＦＰ＆Ａ（Financial Planning & Analysis）に係わる職務に焦点を置いて解説された実務書。
トップダウンで改革の気運が高まらないとうまく進まない範囲の話だと思うが、一般社員も気運の醸成と実務にあたることになったときの事例知識として必要な情報が収載されていると感じた。

2023/02/21

『#CFOとFP&A』

ほぼ日書評 Day638

良書、社内研修の参考図書第二弾としたいと思う。

「CFOや、FP&Aプロフェッショナルとしての倫理、信念、勇気、度胸、説明と交渉能力、その結果として、CEOと激突し、クビになっても、生活に困らないという専門性と交友関係、副業の備え等を、習得・訓練・覚悟をすることの重要性を教えていただきたい」
本書の主著者が、インテル日本法人設立時のCFO山口敏治氏から寄せられた言葉だそうだ。

そうした信念に基づき、CFOやFP&A（ファイナンスプランナー＆アカウンタント）が、どのような矜持を持っているべきかという本質を突く一冊。
なかなかに名の通った内外の企業での実務経験を持つ3名の共著者が、自らの葛藤を踏まえ、かくありたい（あるべき、ではない）CFOならびにFP&A像を語るところに迫力がある。

なお、巻頭の1割ほどは彼我の会計組織の違いに関する分析が主で、両方を実体験を持って知る評者にとっては、正直やや退屈な感もあったが、いずれか一方しか知らない方や、外資系で営業職にあり、グローバルに向けて「日本の（そうした部門の）特殊性」に関するJustificationで手詰まり感を感ずる方々には、一読の価値があるやもしれない。

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