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オカシナ記念病院 角川文庫
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オカシナ記念病院 角川文庫

久坂部羊(著者)

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オカシナ記念病院 角川文庫

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/12/22
JAN 9784041128114

オカシナ記念病院

¥814

商品レビュー

4

15件のお客様レビュー

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2025/01/26

久坂部先生のいつもの医療に対する意見がたくさん入っている 末期の患者に積極治療を強いることは患者にとって尊厳のない最期を迎えることになる 医者と家族の自己満足になってはいけない いかに自然に寿命を迎えることが難しいか こんな沖縄の病院のような緩和病棟が増えるといい

Posted by ブクログ

2024/12/27

新実一良(にいみ いちろう)は、研修医期間の最初の二年を東京の、白塔(はくとう)大学病院で務めた後、離島の病院に赴任した。 院長以下のゆるい医療体制に唖然とし、積極的に色々な提案をしては当たって砕ける。 岡品院長は、自分のやり方に異を唱える人たちの意見にも、「お試しで」やってみま...

新実一良(にいみ いちろう)は、研修医期間の最初の二年を東京の、白塔(はくとう)大学病院で務めた後、離島の病院に赴任した。 院長以下のゆるい医療体制に唖然とし、積極的に色々な提案をしては当たって砕ける。 岡品院長は、自分のやり方に異を唱える人たちの意見にも、「お試しで」やってみましょうとあっさり同意する。 上手くいかないことは予測済みの『お試し作戦』は「やらずに悔やむより、やって後悔する方がいい」という方針である。 大病院の医療が「生存日数を延ばすこと」に特化されていることに対しての問題定義である。 本人はもう死なせてくれと思っているのに病院と家族が許さない。 自分はどう死にたいのか考えておかなくてはいけないと思った。 自分の希望と担当医師の考え方が合えばラッキーなのだけど・・・ 深刻な問題を扱っているが、キャラクターは皆個性的に事件はコメディタッチで描かれ、テンポ良く面白く読める。 最後のオチが・・・! 一良のその後をぜひ見てみたい。 『Episode 1 赴任』 一良は内科の外来を担当するが、患者が皆自由すぎ、医師の指示に従わないのでびっくり。 『Episode 2 臨終』 一良が夜勤を務める深夜、末期がん患者の脈が止まり、家族の到着を待つ間に救命措置を行う。 『Episode 3 自由』 一良は、病院に来られない患者のために訪問診療を始める。重い糖尿病患者の詩人は、自由を優先する。 『Episode 4 検診』 患者の家族であった製糖会社の重役から、検査に積極的でない岡品院長のやり方を批判され、がん検診を行うが・・・ 『Episode 5 青年』 研究医になりたい孫と、スーパー外科医になってもらいたい祖父。 『Episode 6 嫌煙』 東京から、一良の叔母が来る。エッセイストでコメンテーターの有名人。病院に喫煙コーナーがあることに抗議し、やがて大きな騒ぎに発展する。 『Episode 7 縮命』 「延命治療」の対義語は「縮命治療」 『Episode 8 離任』 一良の後期研修期間が終了する。岡品院長は、研修医は一良で最初で最後にするという。一良に掻き回されて懲りてしまったのだろうか?

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2024/10/16

都会の大病院での研修を終えた主人公が、今度は離島での研修のため、岡品病院へ赴任する。若く使命感に燃える主人公は、島民のために前の病院でやってきた通り、老人に延命治療を施したり、訪問医療やがん検診を積極的に提案する。 昨日、テレビでがん検診を推奨するような番組を見たし、私の会社で...

都会の大病院での研修を終えた主人公が、今度は離島での研修のため、岡品病院へ赴任する。若く使命感に燃える主人公は、島民のために前の病院でやってきた通り、老人に延命治療を施したり、訪問医療やがん検診を積極的に提案する。 昨日、テレビでがん検診を推奨するような番組を見たし、私の会社でもがん検診を受けるようにいわれているので、がん検診のくだりはなかなか考えさせる内容だった。

Posted by ブクログ