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奸計の遁走曲 最新ベスト・ミステリー
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2022/12/21 |
JAN | 9784334915049 |
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奸計の遁走曲
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奸計の遁走曲
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
初読みの作家さんやシリーズなどと出会えることができて嬉しくなった。 読書の秋に向けてまた興味が深まる。
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「陥穽の円舞曲」と対になっているミステリー・アンソロジー。日本推理作家協会が三年おきに出していて、今を代表する作家30人の短編から選ばれている。 最初にページをめくると、前書きみたいな部分があって、それぞれの短編の概略や紹介が記載されているので、買う前にパラパラと読んでみるのも良...
「陥穽の円舞曲」と対になっているミステリー・アンソロジー。日本推理作家協会が三年おきに出していて、今を代表する作家30人の短編から選ばれている。 最初にページをめくると、前書きみたいな部分があって、それぞれの短編の概略や紹介が記載されているので、買う前にパラパラと読んでみるのも良いかもしれません。★は個人的に好きだったお話です。 青柳碧人「令和忍法帖 天高くアルバカ肥ゆる」 現代に生きる奇想天外な忍者の隠密活動 赤川次郎 「簡潔な人生」 エリート官僚が思わず授業参観で思わず放った一言 芦沢 央 「弱い者」★ 被災地に行ったプロ棋士が見た才能と境遇、意外な事実 石持浅海 「新しい世界で」 座間味くんシリーズの一作。ある事件からおもいもかけない結末へと繋がっていくのは、焼肉屋の席。 一穂ミチ 「花うた」★ 兄を殺害された被害者とその加害者との往復書簡 大山誠一郎 「不運な犯人」★ ワトソン力・和戸宋志が出てくる。バスジャックの話。 近藤史恵「孤独の谷」 親族が孤独死を恐れて散り散りに暮らすことを不思議に思い風土病専門の教授にコンタクトをする女子大生 真藤順丈「 ブーテン」★ これはミステリーではなかったような…。占領下、戦時下の沖縄を描いた作品。 知念実希人「震え」 精神鑑定医影山司の一作。ある交通死亡事故とてんかん患者とうつ病と、様々な病状や状況から真実を暴く。 新津きよみ「妻の罪状」 同情すべき介護者の起こした殺人事件から暴かれる真実。 東川篤哉「大山鳴動して跳ね馬一頭」★ ルイスという馬が名探偵という驚きの設定…。バディは馬と同じ年齢の牧場の娘、牧陽子十五歳。跳ね馬の置物が盗まれた事件を解決する。 降田 天「名前のない薔薇」★ 薔薇の品種改良や泥棒が起こすある薔薇の乗っ取りと顛末 三津田信三「予告画」 ホラー。死ぬ前に子どもが書いた絵が、事故を予言しているような絵が存在するように思えて怖い。 宮内悠介「料理魔事件」 料理をして去っていく奇妙な犯罪が頻繁する平和な街で謎解き。意外な結末。 米澤穂信「片恋」 美しい姉と姉のろくでもない結婚相手と、「姉で、その義兄を殺した」妹の話。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2019~2021年のアンソロジー。このシリーズ、これからも読んでいこう。前回読んだのより今回の方が面白かった。2篇は読み飛ばしたけど。しかしこの時代にも赤川次郎が入るのがすごいよね。たった30人に入るなんて。芦沢央「弱い者」がすごく印象に残った。震災と性被害という、恐ろしい現実。米澤穂信「片恋」も良かった。この淡々とした語り口がいいよね。知念実希人「震え」も良かった。この人のは今まであまり読まずに来てるけど、そろそろ読もうか。つーか、読みたい本が増えるから、アンソロジーを読むのは危険なんだよな。とはいえ、今読まずにいつ読むのよ、って感じだしね。
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