商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2022/12/15 |
JAN | 9784087735222 |
- 書籍
- 書籍
良妻の掟
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
良妻の掟
¥2,750
在庫あり
商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
女であることを武器にしていても、 女であることが弱点になることもある。 ネリーの視点とアリスの視点交互で書かれていて ネリーの秘密やアリスの本当の思いが明かされていく。 女でいられる喜びと、女でいなくてはいけない悲しみ憎しみ辛さ 理想の結婚、理想の夫婦、理想の旦那 今はあまり...
女であることを武器にしていても、 女であることが弱点になることもある。 ネリーの視点とアリスの視点交互で書かれていて ネリーの秘密やアリスの本当の思いが明かされていく。 女でいられる喜びと、女でいなくてはいけない悲しみ憎しみ辛さ 理想の結婚、理想の夫婦、理想の旦那 今はあまりない女性が男性に尽くす形 ネリーもアリスも理想の形になれたのかな。 ページを捲る手が久しぶりに止まらなくなった。
Posted by
北米ベストセラー小説?可愛い表紙とは全く違った、強かな女性達のヒリつく物語でした。カナダ生まれのジャーナリスト、作家の5冊目の小説。原題はRECIPE FOR A PERFECT WIFE 楽しいはずのレシピもなんだか不穏に感じてしまいました。 あらすじ 出版社を辞め、夫...
北米ベストセラー小説?可愛い表紙とは全く違った、強かな女性達のヒリつく物語でした。カナダ生まれのジャーナリスト、作家の5冊目の小説。原題はRECIPE FOR A PERFECT WIFE 楽しいはずのレシピもなんだか不穏に感じてしまいました。 あらすじ 出版社を辞め、夫と引っ越した郊外の古い屋敷に住み始めたアリス。自称小説家の彼女は、家の手入れをする際に、1950年代の前住人ネリーの痕跡を見つけます。現代と過去2人の女性を主人公にした物語。 アメリカNY郊外。夫からDVを受けるも、従い続ける妻ネリー。良妻の定義とは?そして、彼女の秘密とは? アリスは誠実とはかけ離れた性格で、イライラしながら読み進めました。そんな彼女がネリーの物語、古い家にのめり込んでいく様は怖かったです。
Posted by
人って「自分が我慢できたんだから他の人も耐えられるはず」と考えて現状を維持するタイプか、「自分は我慢をせざるを得なかったことを他の人には経験させたくない」と考えて状況を変えようとするタイプに分かれる気がする。そして、日本人には前者が多いように思うし、アメリカ人は後者が多いのかなと...
人って「自分が我慢できたんだから他の人も耐えられるはず」と考えて現状を維持するタイプか、「自分は我慢をせざるを得なかったことを他の人には経験させたくない」と考えて状況を変えようとするタイプに分かれる気がする。そして、日本人には前者が多いように思うし、アメリカ人は後者が多いのかなと思う。 女性の社会進出が日本より進んでいるように見えるアメリカでも1950年代はこんな感じだったのだなと思うと、この70年ほどを生きた女性達がどれほど頑張ったのかがわかる気がする。1950年代と比べると、門戸、選択肢の幅は信じられないくらい広がっている。とは言え、アメリカでもまだ、女性にとって育児・家庭とキャリアとの両立は大きな問題のようだけれど。 アリスの考え方や生き方は私にはあまり好ましくは思えなかったけれど、日本の中高生にも是非読んでほしい本だなと思った。 「母は言ったわ。『人生において自らに問いかけなければならないいちばん難しい質問は、”自分とは何者か?”なのよ。自力で答えるのが理想だけれど、油断していると他人があなたの代わりに答えてしまう―そうさせてはだめよ』」 アリスの喉に塊ができた。いまにも涙がこぼれそうだ。「あなたに同じ贈り物をさせてね、アリス、あなたの唯一の仕事―本を書くことよりも、バラの世話をすることよりも、食事を作ることよりも大事な仕事―は、その質問の答を自分で見つけること」(305頁)
Posted by