商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/12/08 |
JAN | 9784065300251 |
- 書籍
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カプチーノ・コースト
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カプチーノ・コースト
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商品レビュー
3.1
20件のお客様レビュー
2ヶ月間の休職期間。残り1ヶ月、ふと訪れた海で落とした時計を探そうと拾ったゴミから、ビーチコーミングをはじめるひとりの女性の話。 私自身仕事に疲れていて、休日に立ち寄った図書館で、ふと目についた淡いイラストの表紙が気になってどんな話かも確認しないまま借りてきた本。主人公の心情に...
2ヶ月間の休職期間。残り1ヶ月、ふと訪れた海で落とした時計を探そうと拾ったゴミから、ビーチコーミングをはじめるひとりの女性の話。 私自身仕事に疲れていて、休日に立ち寄った図書館で、ふと目についた淡いイラストの表紙が気になってどんな話かも確認しないまま借りてきた本。主人公の心情に嫌でも自分を重ねてしまった。 意図して捨てられたごみ。街から天候で運ばれた家庭ごみ。海外からの漂流物。食べかけを、飲みかけを捨てていく悪い自覚のない環境汚染。海にはいろんなものが落ちていて、色んな人がいて、誰かにとっての居場所だったり、生活の一部だったりする。 ゴミ拾いのついでに自分達のバーベキューで出たごみを捨てた会社員、それが悪いとも言い難い。 勇気を出して声を上げたのに認めてもらえなかった、何も解決しないまま復職して改めて感じる、やるせなさ。きっとこのままもう彼女は職場に戻らない。 『一日に一度でいいから、よかった、と呟けるような暮らしがしたい』 私も心からそう思う。このあとの彼女が自分らしく過ごせるようになることを願う。 終わり方は好みが分かれると思うけれど、淡々とした物語が余計に響きました。ひとり静かに、海に行きたくなるお話です。
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ただ海のゴミを拾うだけ、ミッション・ビジョンも、アウトカムもいらない、という主人公に共感。サラサラと読んで、ごみ拾いたくなったなぁ。 2023/9/18読了
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一日に一度でいいから、よかった、と呟けるような暮らしがしたいと思った。 この一文が心に響きました。 のんびり疲れた時に読むのがいい本
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