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飲むぞ今夜も、東京で 小学館文庫
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飲むぞ今夜も、東京で 小学館文庫

太田和彦(著者)

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飲むぞ今夜も、東京で 小学館文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2022/12/06
JAN 9784094072075

飲むぞ今夜も、東京で

¥792

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2023/03/25

居酒屋の紹介と言えば、肴と酒。居酒屋評論の大家 太田和彦氏ともなると、そこにたどり着くまでの『イントロ』から読ませる。 例えば、こんな具合に… よしずの天井、黒玉砂利洗い出しの床。ごぶごぶに曲がる天然木の柱はてらてらと艶光りし、銘木でなく節のあるカウンターはもはや少し傾き、天然...

居酒屋の紹介と言えば、肴と酒。居酒屋評論の大家 太田和彦氏ともなると、そこにたどり着くまでの『イントロ』から読ませる。 例えば、こんな具合に… よしずの天井、黒玉砂利洗い出しの床。ごぶごぶに曲がる天然木の柱はてらてらと艶光りし、銘木でなく節のあるカウンターはもはや少し傾き、天然木を残した卓席もいい。往年の艶冶な小料理屋の風を生々しく残す店内で、酒を飲む喜びに浸れるのがここの最大の魅力だ。 居酒屋の建築意匠の見立てを経て、ようやく生ホタルイカをアテに菊正宗の燗を口に含むとなる。 長年全国の居酒屋にて、ひとり酒を愉しまれている御仁だけに、居酒屋の佇まいを如実に表す床・梁・カウンターに宿る優美な色気を瞬時に嗅ぎとってしまうんでしょうな。建物探訪の渡辺篤と同じ匂いを感じニンマリしてしまう。 この通過儀礼よろしくの一連の審美鑑定の描写って、中々核心に触れようとせず、周辺から愛でる様は愛撫しているようで官能的でさえある。 さて本書。 その太田氏をして『東京ほど豊かに個性ある居酒屋が集まっているところはない』と言わしめる通り、TOKYOには江戸や明治の往事をしのばせる老舗、各地の蔵から取り寄せた銘酒居酒屋、本格焼酎やワインも揃う新進気鋭店、オシャレな角打ちまで、多彩な居酒屋が群雄割拠しており圧巻かつ絶景。 そこで、太田氏は呑兵衛垂涎の東京の居酒屋壮観図を〈東京、今夜の居酒屋〉〈あの店の、この一品〉〈たまには夫婦で〉〈荷風な酒場をさがして〉の4章立てで、令和版『東京いい店いい肴』を綴る。 いずれもそこに共通しているのは『店内に流れる時間』。肴をつまみ、ほっこり一杯、じんわりニ杯、にっこり三杯…と次第にゴキゲン度を増し、盃を干していく。胃が落ち着き、陶然となる頃には、初めての店にも馴染みはじめ、ほどけていってることを自覚し、酩酊度が増していく。 酒飲みなら、この感じは今流行り『サウナの整う』より、はるかにそうだよなぁ…って実感するんでは。 先日、金沢へ旅した際に立ち寄った銘酒居酒屋で聞いた『こちらでは30代の人たちが一番日本酒飲まれます』と実に頼もしい言葉を聞いた。こと、お酒に関しては国粋主義者なんで、日本酒が身近な存在であって羨ましい。灘の酒所があるのに、日本酒は悪酔いする、足を取られるとか、酒には罪はなく、単なる飲み方に問題があるだけなのに…。近くて遠い甲子園みたいな存在だ。 菜種梅雨から花冷えの時期はぬる燗が実に旨い。冷えた身体が温もって…と書きながら、今年のお花見はワインはやめて、日本酒にしようと決めた。

Posted by ブクログ

2023/02/05

全国の居酒屋を訪ね歩き、居酒屋を「文化」に押し上げた第一人者の太田和彦氏が、東京の居酒屋に練りに練って、絞って絞って選り抜いた「良い居酒屋」数十件!! 良い酒と良い肴で、じんわりと「良い居酒屋」にいる喜びを、この本で味わおう。 たまには夫婦で、の章がいい。

Posted by ブクログ

2023/01/25

太田和彦さんの文章って、あんまりピンとこないんだよな。 古いおじさんの日記読んでるみたいな感じで。。。

Posted by ブクログ

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