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残土の闇 警告・伊豆山
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残土の闇 警告・伊豆山

静岡新聞社(著者)

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残土の闇 警告・伊豆山

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 静岡新聞社
発売年月日 2022/12/01
JAN 9784783822684

残土の闇 警告・伊豆山

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2023/08/02

まだ記憶に新しい 静岡県熱海市伊豆山の土石流災害。 2021年7月3日の発災から1年に渡り ルポを続けてきた静岡新聞がまとめた書籍『残土の闇-警告・伊豆山』。 先週里帰りで立ち寄った掛川市の高久書店(走る本屋さん @books_takaku)にて購入。一気に読んだ。 制限の15...

まだ記憶に新しい 静岡県熱海市伊豆山の土石流災害。 2021年7月3日の発災から1年に渡り ルポを続けてきた静岡新聞がまとめた書籍『残土の闇-警告・伊豆山』。 先週里帰りで立ち寄った掛川市の高久書店(走る本屋さん @books_takaku)にて購入。一気に読んだ。 制限の15メートルの3倍以上の50メートルにも積まれた盛土が、梅雨末期の大雨で一気に土石流となって流れ落ちた。 27名の死者と1人の行方不明者を出した災害は、明らかに人災。では誰がというところで、盛土の地主?措置命令を出さなかった行政?などそれぞれか罪を認めず、被害者が起こした裁判か争われている。 県境を超えて持ち込まれる残土は都市圏の開発(主に首都圏)によるもの。 茨城県内の筑波山系を見渡しただけでも、都会の便利さや都市の付加価値化のにために削られてしまった見るも無残な山は珍しくない。高層建築(マンション)だったり、高速道路だったり。そして、それらが古くなり取り壊されるとそこから生まれる残土はふたたび周辺の地方(田舎)に捨てられる。 地方は都市のために尽くし続ける構造がある。 過疎化や仕事のない地方は進んでというより、金になるならと見て見ぬふりをする。 行政も責任を取るのが面倒という構図は、珍しく無く「あるある」。 この話、盛土を例えば太陽光発電に置き換えても成り立つ。 裁判を争っている代表の方の一言 「無能な行政とおとなしい住民が重なったところに悪質業者ははびこる。だからこそ団結して悪に毅然と対応することが必要」 このことばが妙に胸に響く。 空気と水はただと言われきた日本。そこに景観を付け加えても良いかも知れないが、天然にそれらが与えられるというのは、『逝きし世の面影』となり、とっくの昔の過去の話。 国土のあちこちが無節操に開発されていくこの国を守るには?そう誰も迷ってくれません。自ら闘うしかないようです。

Posted by ブクログ

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