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ぼくたちクルド人 日本で生まれても、住み続けられないのはなぜ?
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ぼくたちクルド人 日本で生まれても、住み続けられないのはなぜ?

野村昌二(著者)

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ぼくたちクルド人 日本で生まれても、住み続けられないのはなぜ?

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 合同出版
発売年月日 2022/11/29
JAN 9784772615150

ぼくたちクルド人

¥1,980

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2024/06/08

在日クルド人について書かれた本。 これまであまり知らなかったクルド人の歴史や迫害される背景を知ることができた。日本で難民として認定されにくいことも。 ウクライナ難民は、メディアでもよく取り上げられて難民認定もされやすいが、同じように苦しい思いをして日本へと逃げてき...

在日クルド人について書かれた本。 これまであまり知らなかったクルド人の歴史や迫害される背景を知ることができた。日本で難民として認定されにくいことも。 ウクライナ難民は、メディアでもよく取り上げられて難民認定もされやすいが、同じように苦しい思いをして日本へと逃げてきたクルド人難民は認定されにくくていつ入管に収容されるか怯えて日本で"普通に"生きることもできないという。本のなかでもあったが、そりゃ複雑な気持ちにもなるよな。 入管の職員も、犯罪を犯す一部の外国人を取り締まることが仕事だからしょうがない面もあるといえ、あまりに不親切。日本で暮らそうとする難民の外国人にとっては酷い対応をする存在。お役所しごとではなく、心をもった対応をしてほしいと感じた。

Posted by ブクログ

2023/11/29

数年前からSNSで入管問題や日本の難民、在日クルド人の方々のお話を目にするようになった。最近は映画も話題となっている。そんな折にこちらの本を図書館で見かけて読んでみた。 家族との離別、いじめ、将来への不安など、子どもたちの話は読んでいて辛かった。希望を持って勉強を頑張っている若者...

数年前からSNSで入管問題や日本の難民、在日クルド人の方々のお話を目にするようになった。最近は映画も話題となっている。そんな折にこちらの本を図書館で見かけて読んでみた。 家族との離別、いじめ、将来への不安など、子どもたちの話は読んでいて辛かった。希望を持って勉強を頑張っている若者の未来を潰すような国であってほしくない。また、希望を持つことすら許さないような入管職員の言動にも怒りが湧いた。 せめて、日本で育った子どもたちは安心して暮らしていけるようにして、将来育った環境を恨むことなく健やかに日本社会で人生を謳歌できるようにして欲しい。 不当に厳しかったりテキトーだったりする審査で難民としての保護を受けられないのはひどい話だ。難民に該当しないなら該当しないで良いから、母国では暮らせない事情があって、ちゃんと日本に根付いて暮らしていこうとしている人たちにはなにか安定して暮らしていけるような仕組みがあれば良いのにと思う。 日本の国としての対応が厳しい環境を作り出しているのは確かだが、クルド人の文化的な背景によっても子どもたちの日本での暮らしが難しくなっているとも感じた。早婚、家族、教育への価値観など。 ただそういったことも、結局は外国人・難民としてやってきた人たちへの教育や支援がしっかりとあればある程度日本社会とのすり合わせができて互いにとってよりよい未来が見つけられるんじゃないかと思う。 誤った対応を続けると、現在クルド人が多く暮らしている他の国と同じように、同化政策、迫害と捉えられてもおかしくないような状況になってしまいそう…。 このようにクルド人の方々、入管施設に収容されたり仮放免などの不安定な身分で苦しんでいる方々への同情が募る内容となっている。ただ、クルド人の方が犯罪をしてしまっていたり、安定しない状況で親類縁者を呼び寄せていたりと、同情だけでは解決していけないようなちょっとした違和感が刺さってくる記述もあった。

Posted by ブクログ

2023/06/06

入管難民法改正案の参院法務委員会での採決が迫るなか本書を読んだ。難民認定0.5%という世界に大きく遅れをとっている日本。特にクルド人は国家を持たないから複雑だ。住んでいた国で迫害を受け、逃げ延びた地では難民として保護されず在留許可も降りず入管に収容されると無期限の地獄が待つ。 本...

入管難民法改正案の参院法務委員会での採決が迫るなか本書を読んだ。難民認定0.5%という世界に大きく遅れをとっている日本。特にクルド人は国家を持たないから複雑だ。住んでいた国で迫害を受け、逃げ延びた地では難民として保護されず在留許可も降りず入管に収容されると無期限の地獄が待つ。 本書で紹介されている映画「マイスモールランド」は観た。ラストはかすかな希望を帯びた映画だったが、現実の厳しさに眩暈を覚える。

Posted by ブクログ