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精神世界のゆくえ 宗教からスピリチュアリティへ 法蔵館文庫
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精神世界のゆくえ 宗教からスピリチュアリティへ 法蔵館文庫

島薗進(著者)

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精神世界のゆくえ 宗教からスピリチュアリティへ 法蔵館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法藏館
発売年月日 2022/11/09
JAN 9784831826411

精神世界のゆくえ

¥1,650

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2023/11/21

 「スピリチュアル」、「精神世界」いったことにとても興味を持っている友人がいて時々話を聞かされているので、この分野について少し歴史的背景まで含めて知りたいと思ったことが本書を読んだきっかけ。  第1部では、日本における「精神世界」(別冊宝島「精神世界マップ」が紹介されているが、...

 「スピリチュアル」、「精神世界」いったことにとても興味を持っている友人がいて時々話を聞かされているので、この分野について少し歴史的背景まで含めて知りたいと思ったことが本書を読んだきっかけ。  第1部では、日本における「精神世界」(別冊宝島「精神世界マップ」が紹介されているが、あの頃確かに本屋でかなり積まれているのを見た記憶がある)、欧米での「ニューエイジ」現象が説明される。  第2部では、新霊性運動の「体験」の性格や「心」観について、またそれらが映し出している「生の形」について、アメリカのニューエイジ運動、著者自身の自己啓発セミナーの例が紹介される。特にここではチャネリングについて詳しく説明されている。  第3部では、精神世界の運動と日本における知の構造の変容の関わりについて論じられる。著者は、宗教や霊性に積極的に発言している学者や知識人を「霊性的知識人」と名付けー例えば岩田慶治、梅原猛、鎌田東二、河合隼雄、栗本慎一郎、中沢新一、見田宗介、山折哲雄、湯浅恭雄といった人たちー、その影響力により主流文化に一定程度浸透したとの評価を示している。  第4部では、新t霊性運動を現代の世界や人類社会の大きな思想動向、精神動向の中に、どのように位置付けるかという問題に取り組まれる。ここでは、セラピー文化、「宗教批判」、従来の救済宗教との関わりなどについて論じられる。    本書は精神世界全般について、総合的に論じた書で、こうしたことに一定の興味を持つ人にとっては面白いのではないかと思うが、自分は500頁にもわたるこの大冊を読んでも残念ながらあまり興味を持てなかったので、☆は二つとさせてもらった。本書に価値が乏しいということではありません。  

Posted by ブクログ

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