土偶美術館

原田昌幸(監修), 小川忠博(写真家)

• 販売会社／発売会社: 平凡社
• 発売年月日: 2022/11/05
• JAN: 9784582839111

商品レビュー

2024/05/21

１　土偶の系譜１
２　土偶の系譜２
３　頭と顔の表現
４　手と動き
５　女性と男性
６　装飾と素材
７　多彩な造形
８　動物

2023/02/09

縄文人に脱帽です。その美術的センスにうなります。
これほど多くの、そして多様な形の土偶を見たのは初めて。土偶と言えば、あの青森県の亀ヶ岡遺跡の大目玉の土器くらいしか思い浮かばなかった。

表紙は長野県棚畑遺跡の土器。国宝。「縄文のビーナス」と賞賛される品とある。縄文中期。

「縄文の女神」（国宝）と称される、山形県西ノ前遺跡出土の土偶もすごい。現代アートみたいだ。

これとは別にけっこうのっぺりした単純な形のもあるが、これはこれでなにかいい。

最初に時代順にいくつかを見せ、次に頭と顔、手の動き、女性と男性、に注目した土偶を見せる。装飾具、イノシシやイヌなどの動物の土偶も見せる。

途中に時代別、地域別に出土した土偶の写真の表があり、これがとてもいい。

2022.11.2初版第１刷　図書館