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世界を変えた10のトマト
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世界を変えた10のトマト

ウィリアム・アレキサンダー(著者), 飯嶋貴子(訳者)

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世界を変えた10のトマト

2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2022/10/25
JAN 9784791775064

世界を変えた10のトマト

¥2,640

商品レビュー

3

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2022/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 なかなか読まないジャンル、図書館の新着コーナー出会った。  トマト(=ポモドーロ、トスカーナ=イタリア語)にまつわる話が満載だ。トマトを通して見えてくる社会が面白い。  アステカ(メキシコ)を制服したスペイン人エルナン・コルテスにはじまり、メディチ家のコジモ・デ・メディチ、ジョーゼフ・キャンベル(キャンベル社)、フランチェスコ・チーリオ(チーリオ社)、サヴォイアの女王(マルゲリータ)、ヘンリー・J・ハインツ(ハインツ社)、チャーリー・チャップリン(街の灯)、オーヴェッド・シフリス(ビッグボーイ種)などが登場する。  そうなんだ、いわゆるトマトソースというものとパスタが出会ったのは1880年代なんだ。でもフランス人の1807年の著書にパスタにトマトソースをかけるというレシピが紹介されているという。日常的にイタリアでは日常的にトマトとパスタの組み合わせで食べられていたという、その中心がナポリだとか!  へっー!、ファアシスト・ムッソリーニが小麦粉の輸入を抑制するためにパスタ撤廃を画策していたとは!

Posted by ブクログ

2022/11/20

トマトはなぜ世界で一番愛される食べ物となったのか? 新大陸からやってきた植物は毒だと思われていたが、数奇な運命を辿り世界で最も愛される野菜となった。メディチ家でのお披露目、セイラムでの品評会、ハインツの野望、ムッソリーニの規制、園芸マニアが復活させたオールドトマト、最新テクノロジ...

トマトはなぜ世界で一番愛される食べ物となったのか? 新大陸からやってきた植物は毒だと思われていたが、数奇な運命を辿り世界で最も愛される野菜となった。メディチ家でのお披露目、セイラムでの品評会、ハインツの野望、ムッソリーニの規制、園芸マニアが復活させたオールドトマト、最新テクノロジーで制御された未来のトマト。軽妙洒脱な筆致でその波瀾万丈の物語をたどる。 序――金より価値のあるもの 1 メディチ家のポモドーロ 見たこともない奇妙な野菜に名前が付けられ、そして忘れ去られる 2 ジョンソン大佐のバケツ 「憎むべき不快なにおいを放つ液果」がアメリカで大人気の野菜になる 3 サンマルツァーノの奇跡 一個のトマトが一国を――そしてその国の料理を――決定する 4 女王、作家とその妻、そして彼らのピザ トマトが平たいパンとチーズに出会い、初のグローバルフードを世界にもたらす 5 期待 ピッツバーグからやって来た一文なしのピクルス行商人がケチャップを精製する 6 スパゲッティの王者 ついにトマトとパスタが出会い、新しい料理が誕生する 7 ビッグボーイ 交配種トマトが家庭菜園を宇宙時代へ前進させる 8 誰がトマトを殺したか? 悪口を言いたくなるトマト――フロリダ緑熟トマト 9 エアルーム・トマトの襲撃 ブランディワインーー半世紀にわたるトマトの凡庸さに挑む花形トマト 10 冬がやって来る 北の温室トマトは未来の先触れか、それとも、すでに持続不可能となった過去の遺物なのか?

Posted by ブクログ

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