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あの音を求めて モリコーネ、音楽・映画・人生を語る
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あの音を求めて モリコーネ、音楽・映画・人生を語る

エンニオ・モリコーネ(著者), アレッサンドロ・デ・ローザ(著者), 石田聖子(訳者), 岡部源蔵(訳者)

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あの音を求めて モリコーネ、音楽・映画・人生を語る

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フィルムアート社
発売年月日 2022/10/24
JAN 9784845920273

あの音を求めて モリコーネ、音楽・映画・人生を語る

¥4,620

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2023/01/14

ジュゼッペ・トルナトーレ監督が5年間に亘って密着取材したという映画、『モリコーネ 映画が恋した音楽家』を観た。インタビュー中心の音楽映画はイマイチ、という感想のことが多いのに、これはとても良かった。 本人の映像や写真が沢山残っていること、本人の口で語られるいろいろがとても深淵で興...

ジュゼッペ・トルナトーレ監督が5年間に亘って密着取材したという映画、『モリコーネ 映画が恋した音楽家』を観た。インタビュー中心の音楽映画はイマイチ、という感想のことが多いのに、これはとても良かった。 本人の映像や写真が沢山残っていること、本人の口で語られるいろいろがとても深淵で興味深いことがもちろんだけれど、細切れにされた著名人のインタビューシーンとモリコーネの語る場面、それに彼の作った音楽と、使われた映画のワンシーン、そして演奏している彼の写真や映像等々、、、のミックス具合、重ね方やテンポの良い場面の切り替えなどが、息もつかせぬアクション映画のように上手くて、釘付け。 これだけのものを生み出すには想像を絶する努力が隠れているのだろうと考えていたけれど、そして実際「モリコーネは音楽でできている」と言わしめてしまうくらいさまざまな勉強と研究に力を注いでいたのだろうと思うけれど、最終的にはつい「やっぱり天才」と安直な表現をしてしまいたくなるほどの凄さが伝わってくる。 素人が何気なく耳にしても良いものは良いと分かる。 そういうものには実は、膨大な知識と計算と創造力の裏打ちがある。 そんな当たり前のことを改めて実感。 「商業」である映画に関わるのが屈辱だという、なんだか呪いのような固定観念を克服できたように見えるエンディングと、そしてそれを後押ししたのが、その素晴らしさを理解する膨大な数の一般大衆の存在だった、という事実が、なんだかホッとさせられる、嬉しい結末だった。 彼の音楽は200年後にも残るだろう。 そんな台詞に、大きく肯いてしまう。 そんな映画だった。

Posted by ブクログ

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