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皆川博子随筆精華(Ⅲ) 書物の森の思い出
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皆川博子随筆精華(Ⅲ) 書物の森の思い出

皆川博子(著者), 日下三蔵(編者)

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皆川博子随筆精華(Ⅲ) 書物の森の思い出

¥3,300

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/10/25
JAN 9784309030654

皆川博子随筆精華(Ⅲ)

¥3,300

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2023/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

幼少期ねえやのいたお金持ちさんだったんだな 歌舞伎まるで興味なかったけど、ものすごく細かく熱を込めて書いているので、なんとなく見て同じ感想を持ったかのように感じてしまう 一度分からないなりに見てみてもいいかも 魔王 ジョンマルコヴィッチの 担ぐものは担がれる 服従するものであり支配するもの 世界が世界を救済している 世界が世界によって許されている 加害者も被害者も殺し殺されるすべての動物も森も沼もすべてを包含する世界=神 と感じた、とある それとか "真に幻想的なものは事象の本質を書き出す うすっぺらな日常より、はるかに真実であるのだ" 救いのない「閉ざされた庭」ジュリアン・グリーンの話を "現実の周囲の人間だってとりつくろった表面をはがしたら、皆こういうものを内側に抱えている。本当に子供の内面がわかる大人なんていやしない。" "子供の生きる辛さを本当に知っている人だっているんだ、と思ったのだった。" など人間の本質やどうしようもなさを知っている人でそれが考察も深く感受性も高くわかる言葉で書いているので、紹介してる映画や歌舞伎や本を読みたくなってくる ただ、私はそこまで記憶力や深く読むことができないので皆川博子さんの随筆ほどのことを読み取れるとは思えない 私は子供の頃に「にんじん」の話 読んでなんか救いのない話ということは覚えていたが、どういった内容で作者がどうなったとか全然知らなかった なんで赤毛が嫌われるのか 綺麗な色なのに、くらいしか思ってなかった 単純なアメリカ正義みたいなものではなく、 闇を分かって真実としてそれを受け入れる そういう深さがある人なのだ、と感銘を受けた 戦争戦後の教師がいきなり主義を変えたのを 子供心に不信感を通り越し不気味であったと "時代の正論というのは、いつも、矛盾や本音を、おさえつけている。矛盾が噴出したとき、正義は悪に、悪が正義に反転し、ふたたび矛盾が堆積する。" パソコンが不具合のとき エジソンが口ずさむ歌を思い出す とか 「この娘はいいときゃほんとにいいが/悪いとなると手がつけられぬ」 "女の扱いにくさを歌ったものであるが、エジソンも自分の発明品の不具合に手をやくことがあり、頭を抱えながら歌ったのではあるまいか。" この連想と記憶力とがすごくおもしろい 他の随筆集も読んでみたい

Posted by ブクログ

2023/08/08

マジで歌舞伎好きなんだな…皆川先生…… 本当の意味で好きこそものの上手なれ…いや、こんな言い方は恐れ多いのも百も承知だが……

Posted by ブクログ

2022/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どれだけ重複があろうと、この本が成立したことが素敵なのである。 夙に気になっている「エメラルド」の取材旅行に際して大変だった、というエッセイが嬉しい。 @ 幼少期の追憶、戦禍の子供たちと『死の泉』のこと、歌舞伎あれこれ、週間日記に、執筆の秘密――自伝エッセイ、身辺雑記連載など68の名品を収録した、小説の女王の随筆集、待望の第三弾。 第一部 季(とき)のかよい路 かるたとり ヨデの話 霊媒の季節 手の勘、人間の勘 時代の歌 季のかよい路 医学と超能力と 迷犬ファラオ 時のかたち テンプルちゃん 梅雨時の花 楽しい授業 絵と私 お焦げのお結び ねえやのお握り 電車の切符 わっと煮立ったら Age15 この年、世界が倒立した 国敗(やぶ)れて七十年 過ぎ去りしもの 懐かし 哀し 第二部 舞台(いた)つ記(き) 舞台つ記 確率二分の一のスリルの連続 新鮮なスターの出現だった 若い世代は〈無意味〉を突き抜ける? 「女たちのジハード」(朋友)――芝居になった篠田節子さんの作品 『魔王』その聖と悪 究極の戦争映画 わたしの映画スタア ジェイムス・メイスン 感傷と抒情のデュヴィヴィエ 『にんじん』 アラン島に生きる 第三部 アリスのお茶会 J・グリーンの『閉ざされた庭』 血糊の挑発 凄艶の美――絵金(えきん) 土佐が生んだ「血赤」の絵師 絵金 土佐が生んだ「血赤」の絵師 童女変相 少し、ずれたところで ありがとう、フミさん 奔放に、そして緻密に 生きるのはつらい 子供でも――ジュリアン・グリーン著『閉ざされた庭』 嗚呼、少年 「夏」から「冬」へ 風太郎ミステリの魅力 風や吹けかし 人間の歳月が刻む痕 幻影城の時代 酔いどれ船――東京・三軒茶屋 ある古本屋 清冽な真水 時のない時間 日本ミステリー文学大賞受賞の言葉 こういうのが読みたかった わたしの好きな泡坂作品ベスト3 空想書店 偏愛する幻想文学限定 日本推理作家協会70周年記念エッセイ アリスのお茶会 第四部 ビールが飲みたい 親はあっても…… 私のアキレス腱 ドッキリ電話 マイ・ヘルス 自慢じゃないけど、まるで自慢 入院とワープロ 眠りから、はじまる ドイツびいき ビールが飲みたい 音楽 週間日記 よむサラダ プロムナード あれを切り抜けたんだから 折焚骨記(おりたくほねのき) あとがき 編者解説 日下三蔵

Posted by ブクログ

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