商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/10/25 |
JAN | 9784163916095 |
- 書籍
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この父ありて 娘たちの歳月
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この父ありて 娘たちの歳月
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商品レビュー
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父娘関係から見た9人の女性作家とその作品世界
著者が「あとがきにかえて」において、「女性がものを書くとはどういうことか」という長年のテーマについて、「娘と父の関係を通して、新たな側面から…考える機会をいただいた」と執筆動機を綴っているように、本書は、渡辺和子、茨木のり子、辺見じゅん、石牟礼道子など、不朽の名作を世に送りだし名...
著者が「あとがきにかえて」において、「女性がものを書くとはどういうことか」という長年のテーマについて、「娘と父の関係を通して、新たな側面から…考える機会をいただいた」と執筆動機を綴っているように、本書は、渡辺和子、茨木のり子、辺見じゅん、石牟礼道子など、不朽の名作を世に送りだし名を成した9人の女性作家のそれぞれの父親の人間像と父娘関係に焦点を当てながら、彼女らの作家としての生き方や作品世界を読み解こうとする短編評伝集である。本作も、著者ならではの丁寧な取材力のほか、豊かな感受性や鋭い洞察力を感じさせるとともに、練達の文章構成力や運筆力が読む者を惹きつけ、9人の作家とその作品の魅力をより一層高めるものとなっている。
fugyogyo
家庭環境によって人生が左右されることを意味する「親ガチャ」本といっても言い過ぎではないほど登場する人物は死ぬまでその影響を感じされる内容。 梯久美子さんの足で取材したからこそ書かれた内容だからこそよりリアルな人物像が浮かんでくる。そして、一文字でも読み飛ばしさせてくれず、じっくり...
家庭環境によって人生が左右されることを意味する「親ガチャ」本といっても言い過ぎではないほど登場する人物は死ぬまでその影響を感じされる内容。 梯久美子さんの足で取材したからこそ書かれた内容だからこそよりリアルな人物像が浮かんでくる。そして、一文字でも読み飛ばしさせてくれず、じっくり本と向き合うことになった。 それにしてもよくこれらの人物を選んだな、という父そして子供(娘)ばかり出てくる。 読後ここから、それらの著書を読んでみたくなる読み手に行動を起こさせてくれる。
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作家は家族の恥部を赤裸々に書く運命にあるのか。色んな苦しみがある。 石垣りん 男のようになるのではなく、女のままで、1人の人間としてちゃんと扱われる。これまでしてきたことを価値ないこととして否定されることなく、誇りを持って社会に踏み出すことのできることを望んだ。
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