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絶対猫から動かない(下) 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/10/21 |
JAN | 9784041128275 |
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絶対猫から動かない(下)
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商品レビュー
3.6
7件のお客様レビュー
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全部を解決してしまわない大円団だけど、みんなが前向きに生きていかれるんだろうな、と思えるラスト。みはるちゃん、自分の名前を見つけられるといいな。 ある意味で、孤独、がテーマだと思うけど、このお話が書かれたのはあとがきによるとコロナ前。コロナ禍だったからこういうテーマもありだよね、と思って読んでいたから、その前にこのお話。さすがです。
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人類を捕食する三春ちゃん 立ち向かう中年おばさん(呪術者) 天然のじーさん(足る者) 被害者とその仲間の中学生(多数) タイトルは幸せの桃源郷(ココでは猫の生活とする) を得たからには二度と手放さない、という決意を顕す 言葉であり、新井素子先生の代表作「いつヵ猫になる 日まで(夢の世界で地球を守った)」にて願い求めた ぬくぬく陽だまりの猫生活へのアンサー小説で、一度 手にしたぬくぬく生活を手放さないぞ!という真冬の 布団程度の庶民的発想をパンピーたちが冗長に語るだ けで解決してしまう「さいえんすふぃくしょん」だ!
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「いつか猫になる日まで」は中学生のころ読んで、そこから新井素子作品にしばらくはまった。「絶対猫から動かない」の裏表紙を読んで、性質的に「いつか猫になる日まで」の精神を汲むだけなのかと思って読み始めてたんだけど、題目からして「いつか猫になる日まで」のおじさんおばさん版だった、のか。文体は、勝手知ったる感じがして、とくに気にはならない(けど初めて読む人は面食らうかも)。 50代、義理の両親の介護に精一杯な、ただの主婦だったおばさんが、こんなにかっこいいとは。(でも本来緊迫するシーンで、気が抜けちゃうような描写がずっと入るのも、相変わらず、なんだよなあ) おじさんおばさんだけじゃなくって、中学生や新米看護師が出てくるし、それぞれが魅力的でもある。私は中学生の伊賀ちゃんや看護師の人、好きだな。一方で、村雨さんがどうにも苦手だった。とらえどころがなくて理解できなくて好きになれなかったけど、最後まで読んで、この人が好きになれなかった理由もわかったし、救いになってくれたから少しだけ許せるようになった気がする。 これを読んで改めて「いつか猫になる日まで」を読み返したくなった。実家にコバルト文庫版があるけど、最近(2019年)出たという柏書房版で買いなおしてしまおうか悩む。なんせあとがきの付録が魅力的。 そう、あとがき。「絶対猫から動かない」文庫版、上下2巻構成なんだけど、なぜかあとがきが三本入っている。新井素子さんといえばあとがき、なんよね。
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