商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2022/10/19 |
JAN | 9784334914943 |
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商品レビュー
4
14件のお客様レビュー
思っていた以上に分厚くかったので読みのにためらいましたが、読み始めたら一気に読んでました。 人工授精、取り違い等の話があり、テーマはヘビーでしたが、主人公は周りの人に恵まれていて良かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読み終わって、出会えて良かったと思えた作品の一つになった。 物語の内容はとても興味深いテーマだった。 以前東野圭吾さんの作品「人魚の棲む家」を読んだときに感じた「死とはいつをもってそう定義されるか?」という疑問と並び立つ、「生命の誕生とはいつをもって定義されるか?」という疑問が胸に残った。 物語の主軸とは別に、菜々子や謙太に対する、いつも率直なジヒョンの物言いがとても心に響いた。 私はどちらかというと謙太のように、相手を傷つけまいとして言葉を選びすぎて、結局困ったような顔をして相槌を打つことくらいしかできない。 本当に相手のことを大切に考えての言葉なら、時として率直に伝えたほうが、相手の助けや救いとなることがあるのだと気づいた。 ちなみに私は最後の最後まで、取り違えられた相手方の子の正体はジヒョンだと思っていた。別の両親の存在は、ジヒョンの両親が家族に隠し通すためについた嘘だと考えていた。 冒頭で受精卵のシャーレを前にした宋夫妻の描写の際、すでに上に実子でない二人の姉がいるが〜という記述から、ジヒョンの優しい二人の姉がすぐ思い浮かんだからだ。それを裏付けるように、本当に生みの親だと知らされて会いに行ったソン夫妻には、菜々子と同年代の娘の存在しか描かれていなかった。 最後までどんでん返しがあるものと信じて読み進めてきたが、何もなく終わった。誰か私と同じ疑問を抱いた方がいないか、聞いてみたい。
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不妊治療が今当たり前の時代。今現在受精卵を戻す先を間違えるなぞありえないことかと思いますが、ドキドキしながら一気読み。読み応えあり。
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