ホテル・メッツァペウラへようこそ(3) ハルタC

福田星良(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2022/10/15
• JAN: 9784047371835

商品レビュー

2025/05/05

•フィリップスさんのお話
人の見た目だけで偏見を持ったり判断したりしてしまうのはこうも気分がいいものではないんだと客観視できた。
ジュンくんのまっすぐな行動で最終的に本当のことが伝わってよかった。

•セカンドハンドショップのお話
日本のもったいない精神と似たものがフィンランドにもあるんだと知って共通点があるのがなんだか嬉しくなった。
物を大切にしたいなと思えた。

•クリスマスのお話
フィンランドと日本のクリスマス、大枠は同じだけどフィンランドは家族と過ごすことが大切•日本は恋人と過ごすみたいな感じがぼんやりあるのかな。
ジュンくん、クリスマスにあまりいい思い出がないのかもしれないけどクスタさんやアードルフさん、ファビーさん、エンマさん、エルッキさんなど周りの人たちがはじめてのクリスマスなら必ず楽しいものにしよう、喜んでもらおうとしていろいろ準備したりサポートしたりしてるのがあたたかいなって思った。

•クスタさんとアードルフさんの過去のお話
アードルフさん、今の姿からは想像できないくらい無愛想で愛嬌もなくて少し驚いた。
でも、クスタさんの距離感や行動がちょうどよくて最終的にアードルフさんの心を溶かしていてすごいなと思った。

2025/04/13

ジュンの初めてのクリスマスに向けて、フィンランドのクリスマス風景が描かれています。「本場」という感じがして良いです。

2025/02/02

刺青に驚くのはわかるが、それで距離を置くのではなく
嫌な当たり方をしてくるのが違和感。
なにか過去にあったかと思えば単に映画の思い出なだけで
人を泥棒扱いしてくるなんてなんて失礼なのだろう。
謝ってはきたものの、釈然としない。

ジュンが施設育で経験できていないと知ると
積極的になる大人達が優しい。
クスタとファビーのエピソードが可愛かった。
自分がしてもらって嬉しかったことを
ジュンにしてあげたいファビーも優しいし、
こっそり日本風のクリスマスケーキを調べて作ってくれるクスタさんが最高。

別に日本だって、ちゃんと家族でクリスマスを過ごす人もいるのになと思うが。

エンマさんも含め大人達が優しくてほっとする。
今から編んで間に合うのかは不安だが、ふたりなら絶対喜んでくれる筈だ。