商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2022/09/29 |
JAN | 9784326701254 |
- 書籍
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もっと気になる社会保障
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お馴染みのシリーズだが,今回は副題にあるように,歴史を踏まえた政策提言が含まれている。 著者たちの著作を読むと,いつも自分の勉強不足を実感することになる。年金の歴史,地域医療構想,最低賃金に関する経済学上の理論的整理など,今回も。 経済学や歴史をもっとしっかり勉強したい,とあ...
お馴染みのシリーズだが,今回は副題にあるように,歴史を踏まえた政策提言が含まれている。 著者たちの著作を読むと,いつも自分の勉強不足を実感することになる。年金の歴史,地域医療構想,最低賃金に関する経済学上の理論的整理など,今回も。 経済学や歴史をもっとしっかり勉強したい,とあらためて思った。 あと,子育て支援策の財源確保のための子育て支援連帯基金の政策提言は興味深かった。各社会保険から拠出して基金を創設して子ども・子育てに活用するというもの。少子化は社会保険の持続可能性を脅かす。保険料の一部を基金に拠出することは将来の社会保険の給付水準を高めたり,社会保険の支え手を増やしたりすることになるので,理にかなっているとのこと。 「『本来』とか『そもそも』に続く話で,世の中,役に立った話は聞いたことがない」(350ページ)は頭が痛かった。「そもそも社会保険は…」と思っていたところがあったので。 財源確保のことを考えると,この連帯基金の方が実現可能性はあるのかもしれない。実際に実現するのかどうかは今後の動向を追っていきたい。
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