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運動の神話(上)
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運動の神話(上)
¥2,640
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
健康になるために運動をするという固定概念を持っていたのだけれど、この考え方はひどく現代的なんだなと思った。 本書の後半で出てくる「反応的攻撃性」と「能動的攻撃性」という概念は非常に面白く示唆に富むものだった。 武器が身体の延長線上にあるため、武器を前提としている我々の身体は祖先と...
健康になるために運動をするという固定概念を持っていたのだけれど、この考え方はひどく現代的なんだなと思った。 本書の後半で出てくる「反応的攻撃性」と「能動的攻撃性」という概念は非常に面白く示唆に富むものだった。 武器が身体の延長線上にあるため、武器を前提としている我々の身体は祖先と比べて弱体化しているというのが上巻の結論なので、下巻でどう話が進むのか非常に楽しみ。
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# 運動がヒトとしての文化かどうか、考えさせられた一冊 ## 面白かったところ - 「運動」 == 「ヒトにとってよいこと」に切り込みを挿れるあたりのセンスがもう面白い - 座ることや睡眠、エネルギーのライフサイクルを含めた、人間の分析が面白い ## 微妙だったところ ...
# 運動がヒトとしての文化かどうか、考えさせられた一冊 ## 面白かったところ - 「運動」 == 「ヒトにとってよいこと」に切り込みを挿れるあたりのセンスがもう面白い - 座ることや睡眠、エネルギーのライフサイクルを含めた、人間の分析が面白い ## 微妙だったところ - 特になし ## 感想 食料や領土に命を差し出す必要がなくなって、たかだか数百年を生きる我々にとって、運動という記号が必要になってしまった。 かつては、「生きるために必要だから動く」というシンプルな答えが、今は産業・商業化されたスポーツであったり、エクササイズでありふれている。 動物としてのヒトに求められた運動とは、カロリーを燃やすためではなくカロリーを得るための運動だったはずだ。明日生きるために必要だった運動が、明日死なないようにするために必要になった。 なかなかいい皮肉じゃないか。 運動の統計データの多くは、じつに現代的で食料に困らない欧米人が対象になっていたり、統計学問によりスポーツの数値を向上させるためのプロが参加していたりと、データのバイアスが高いことも1つの見方としていい示唆を与えてくれる。 まだ前半戦だがすごく楽しめた。後半戦も期待したい。
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動物は無駄なエネルギーを保持しておくことを最善策として取るのに、人間はなぜエネルギーを意図的に消費する(無駄な)運動をするのか?との着眼点から話が進んでいく興味深い内容。
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