商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/09/27 |
JAN | 9784101042817 |
- 書籍
- 文庫
名残の花
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名残の花
¥781
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
華々しい経歴の主人公が 失意のうちに老いて登場すると 普通は、回想で物語が展開するが この作品は違う。未来に進み ジジイがいい感じに成長していく。 1話目と後半で別人のような イケメンならぬ イケジジイへの変化が 面白い!
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28年振りに維新後の東京変な戻って来た悪役界の超大物 鳥居耀蔵を通して、江戸時代の文化が失われていく町の様子を描いた作品。 妖怪とまで言われながら徳川の世を守りたかった鳥居からすれば西洋風にかぶれた風潮が許せなく、また自分が弾圧してきた能や大衆娯楽がかたや凋落、かたや逞しく生き残...
28年振りに維新後の東京変な戻って来た悪役界の超大物 鳥居耀蔵を通して、江戸時代の文化が失われていく町の様子を描いた作品。 妖怪とまで言われながら徳川の世を守りたかった鳥居からすれば西洋風にかぶれた風潮が許せなく、また自分が弾圧してきた能や大衆娯楽がかたや凋落、かたや逞しく生き残っている様を見て複雑な心情のなかでの行動など、非常に上手く描かれている。 この話は現代にも通じるところが多く、グローバルスタンダードとタイパ、コスパの波に負けず日本の伝統を残していきたいと思いました。
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「妖怪」と恐れられた元南町奉行の鳥居耀蔵。 失脚し、23年もの幽閉の後、目にしたのは 明治なり「東京」とかわった街の姿だった・・・ 老武士の憤懣 能役者たちの矜持 それでも生きていかなければならない人々を描いた良作
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