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人生終了ゲーム 仲よし3年A組の秘密 野いちごジュニア文庫
792円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | スターツ出版 |
発売年月日 | 2022/09/15 |
JAN | 9784813780656 |
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人生終了ゲーム 仲よし3年A組の秘密
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人生終了ゲーム 仲よし3年A組の秘密
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再び低下してきた若年層の死に対する意識。もう一度分からせるため『センタクシテクダサイ』を実行することを決定した。不運にも選ばれた3年A組は自他ともに認める仲良しのクラスであったが、徐々に抱えていた秘密が明るみになっていく……。 *** 自分の命とクラスメイトの命を天秤にかけ、どちらを捨てるかを強制的に選択させられるゲーム『センタクシテクダサイ』再び……。死に対する意識というものがどういう基準で低下していると政府が考えるのかよくわからないが、二回目をやるとは驚きの極み。 前回ほぼ一クラスを丸々皆殺しにしたわけだが、まだやるんかいと思わず突っ込んでしまった。若年層(作中では10代)の人間が自殺、事故死、殺人などに由来する他人の死を自分のことの様に捉えられていないというのを作中の政治家たちは嘆いている。が、正直テレビで報道されている人死にに関わるニュースをみて、明日は我が身。とは私はならないかなぁ。ひどい事件だったら痛ましい事件だと心を痛めるが、それ以上の感情は申し訳ないがわかない。(薄情か?) もしかして、この作中に出てくる死に対する意識の低下というのはそういう、『痛ましい』、『辛い』という感想すら抱かない人間が多数いるという事なのだろうか?それだったら確かに問題かもしれない。 さて、政府が死の恐怖を再び”わからせる”ためのセンタクシテクダサイの舞台として選ばれたのは、仲良しクラスとして評判な3年A組。どのような人間でも暖かく迎え入れ、いじめもありはしないという平穏なクラスであるが、読んでいて何となく胡散臭い。本当にそういう働きかけがあるのは事実のようだが、全員腹に何かを抱えていて、その一物を明るみに出さないために同調圧力をかけて”仲良くしている”という印象をまず抱いた。そう思わせるのが、章の初めに載っている、主要人物たちに関するクラスメイト感想。誉めてはいるのだが、無理やり誉めているという感じだった。読み進めていくと、やはり3年A組は大きな秘密を抱えている様子。そして、命の駆け引きをするためにひた隠しにしていた秘密を暴露されたり、告白せざるを得ない状況に追い込まれ、精神的に疲弊していく。 この秘密の暴露大会が始まってからの家庭が読んでいてしんどかった。 また、その辺りから人間としての醜悪さも全面的に押し出されていて、嫌だった。 ストーリーラインは全体的に前作と同じ感じだったので、デスゲームを読むというよりは、そういった人間模様を読むという感じだった。ただ、かなり神経を逆なでする人間が多数出てくるので、胸糞必至なので読む時は要注意。 ラスト今後も続きがありそうな感じ。続編では冒頭で偉そうにふんぞり返って命がうんたらかんたらとっている政治家たちが泡を食うような展開を希望。
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