- 新品
- 書籍
- 新書
上村松園随筆集 平凡社ライブラリー934
1,760円
獲得ポイント16P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2022/09/13 |
JAN | 9784582769340 |
- 書籍
- 新書
上村松園随筆集
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
上村松園随筆集
¥1,760
在庫なし
商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
「その苦悩を自分で切り開いて行くのでなければ、画にせよ学問にせよ修行の道は果たされないのではないかと思います。今になって、この頃の苦しみが本当に役に立って来ていることを感じるのです」。 本の中には、とにかく模写したことや、画を描くときはいつでも本気で、力を抜かない、ということが...
「その苦悩を自分で切り開いて行くのでなければ、画にせよ学問にせよ修行の道は果たされないのではないかと思います。今になって、この頃の苦しみが本当に役に立って来ていることを感じるのです」。 本の中には、とにかく模写したことや、画を描くときはいつでも本気で、力を抜かない、ということが書かれていた。 また、力を抜かないからといって、常に最高のものができるとは限らず、出来、不出来があるというのも、それもまた常に修行なんだろうなと思いました。 時間をかけてすごく高い場所へと至るというのが、伝わってきた。
Posted by
美人画で高名な上村松園が、画業に一生をかけた自らの修行人生について、折節に語った文章をまとめたもの。 女性が画をやるというのが珍しかったころ、新たな道を切り拓いていった苦労や、その道を支えてくれた母親への愛情などが沁み沁みと感じられる。 あらゆる艱難と闘い通し、それを克...
美人画で高名な上村松園が、画業に一生をかけた自らの修行人生について、折節に語った文章をまとめたもの。 女性が画をやるというのが珍しかったころ、新たな道を切り拓いていった苦労や、その道を支えてくれた母親への愛情などが沁み沁みと感じられる。 あらゆる艱難と闘い通し、それを克服して、絵筆三昧、芸術三昧の境地に徹することができるようになった、との文章があるが、そこに至るまでにいかほどの努力があったのか。声を大にして主張するような文章こそないものの、一つの作品を仕上げるまでの精進がしのばれる。 《序の舞》、《母子》がとても好きだ。 本書にはまた、清方や長谷川時雨、井上靖、円地文子などの松園を語った文章が収められている。こうした人たちが松園をどう見たか、それもまた面白い。
Posted by