商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文研出版 |
発売年月日 | 2022/08/31 |
JAN | 9784580825192 |
- 書籍
- 児童書
父さんのゾウ
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父さんのゾウ
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
最初の方でわかっちゃっても、それでもグッとくる、けど。 残念ながら簡単に解決しすぎで、子供が読んだら、いろんなことを勘違いしてしまいそうで心配。
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子供を見くびってはいけない。 いつだって真剣に悩み、考えている。 そして繊細な感性で、灰色をした悲しみと色あざやかな世界を誰よりも全身で感じている。 『オリーブが台所へ入っていくと、ゾウがいた。小さな木のテーブルの前で、父さんのとなりにすわっている。父さんもゾウも、同じようにく...
子供を見くびってはいけない。 いつだって真剣に悩み、考えている。 そして繊細な感性で、灰色をした悲しみと色あざやかな世界を誰よりも全身で感じている。 『オリーブが台所へ入っていくと、ゾウがいた。小さな木のテーブルの前で、父さんのとなりにすわっている。父さんもゾウも、同じようにくたびれた顔でまどの外をながめている。ー「父さん、ただいま」オリーブが言った。』 まるで不条理小説のような書き出しに引き込まれる。 だが、どうだろう。不条理どころか、悲しみに沈む家族に対して何ができるかを考えて、前向きにトライするオリーブの健気ながんばりに、温かい気持ちが胸いっぱいに湧いてくる。 ラストのサプライズにもハッとさせられる。 そうだよね「悲しみ」は、マイナスだけじゃない。前向きになれるときまで、悲しみは誰にとっても必要な感情なんだ。
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オリーブの父さんのそばにはずっと、大きくて灰色の大きなゾウがいる。 小学校の創立100周年記念パーティで「古くてすばらしいもの」を紹介することになり、オリーブは亡くなったお母さんから譲られた自転車を思いつくが、自転車は父さんに修理をお願いしたままで。 ぼんやりとどんよりと過ごす...
オリーブの父さんのそばにはずっと、大きくて灰色の大きなゾウがいる。 小学校の創立100周年記念パーティで「古くてすばらしいもの」を紹介することになり、オリーブは亡くなったお母さんから譲られた自転車を思いつくが、自転車は父さんに修理をお願いしたままで。 ぼんやりとどんよりと過ごす父と、そんな父に切ない思いをかかえるオリーブ。 父親の代わりにオリーブの生活を支えて、オリーブに様々なことを教えてくれるおじいちゃんの存在が素敵。 紙飛行機、色鮮やかなハト、サイド・バイ・サイド。 思ったよりも文字数の多い本だった。ぼんやりとした不安をどうやって振り払うのか。 親友のアーサーの友情も優しい。 最後はちょっとびっくりして、ふふふって笑えた。
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