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医学をめぐる漢字の不思議 あじあブックス081
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医学をめぐる漢字の不思議 あじあブックス081

西嶋佑太郎(著者)

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医学をめぐる漢字の不思議 あじあブックス081

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大修館書店
発売年月日 2022/08/23
JAN 9784469233216

医学をめぐる漢字の不思議

¥2,420

商品レビュー

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2022/12/29

どんな分野にも業界用語というものはある。普段何気なく使っている言葉が、他分野の人には通じなかったりする。それが医学の分野ともなれば…。 知人の医師もそうだが、医師には歴史に興味がある人が多いという。当然、自分たちの専門に関心が深く、医学史の学会は多くの医師で構成される。著者は現...

どんな分野にも業界用語というものはある。普段何気なく使っている言葉が、他分野の人には通じなかったりする。それが医学の分野ともなれば…。 知人の医師もそうだが、医師には歴史に興味がある人が多いという。当然、自分たちの専門に関心が深く、医学史の学会は多くの医師で構成される。著者は現役のお医者さん。著者の興味は漢字に向かう。その研究内容はとてもマニアック。本書を読むと「医学をめぐる漢字」に対する著者の凄まじい熱量に圧倒される。 複雑怪奇な漢字が使われたり、独特の読み方をしたり、一般の人を拒むようなところがある医学用語。しかし、実は医師も読めず、書けず、どうしてそんな漢字が使われているのか分からないものが多々存在するという。そこで歴史をひもとくと、不思議な成り立ちが見えてくる。 中国の医学書から流用したもの、大槻玄沢ら蘭学者が西洋医学の用語を翻訳したもの、日本語訳が中国に伝わりそれを逆輸入したもの、中国に渡った宣教師が自国の医学用語を中国語に翻訳したもの、国産漢字…。さまざまなルートがあり、ドラマがある。 Web連載の書籍化ということで、編集に苦労したのか、やや内容に重複が見られる。でも、こういうニッチな研究はとてもいい!ぜひ継続していただき、研究の続報を読みたい。

Posted by ブクログ

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