商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/08/03 |
JAN | 9784167919146 |
- 書籍
- 文庫
御留山
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御留山
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
誰もが想像しないような、体型と風貌の持ち主が、主従関係や武士の心構えなどを持ち、活躍する姿が、好きで、10年余りこのシリーズのファンであった。 どの本も、サクサク読めたのは、作者 佐伯泰英氏の執筆の上手さであろう。 結婚相手に普通は 4Kを考える昨今、 おりょうさんという、才色...
誰もが想像しないような、体型と風貌の持ち主が、主従関係や武士の心構えなどを持ち、活躍する姿が、好きで、10年余りこのシリーズのファンであった。 どの本も、サクサク読めたのは、作者 佐伯泰英氏の執筆の上手さであろう。 結婚相手に普通は 4Kを考える昨今、 おりょうさんという、才色兼備で素晴らしい相手と一緒になり、僅かな賃金の研ぎ屋で、立派な住まいに居ながらも、貧しい長屋の人々との交流も絶たずに、人間関係をつなげているのに、日本人として、好感が持てるからかも知れない。 酔いどれ小籐次に続き、今回の新酔いどれシリーズも完結になるのだが…… やはり、最初の「御遣拝借」で、殿様の悔しさは、城を持てない事の無念さが、尾を引いている。 藩主が、御留山に城を造りたかったのも判る気がするが、お家断絶になるかも知れないのでは、賛成はできかねないだろう。 小籐次に依頼をするのは、お門違いである。 ならぬものはならぬ!である。 その小籐次も、今まで考えても無かった血筋なるものを、息子に伝える。 新しい娘三枝薫子をも養女にするのだが、よく考えると、この家族は、誰もが、血が、繋がっていない。 昔は、血縁関係で、身内の繋がりを深め、権力も、強めて行ったのだが、そんな思いも無く、家族の温かい愛情が、この絆を深めている事に、なぜか嬉しく思う。 そして、剣の舞の凄さも、披露する格好良さも、武士道なる神髄を見るようであった。 最後は、駆け足のように終わってしまった感があったけど、このシリーズは、楽しく読み終えた。
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2013年にNHKで放送された竹中直人主演のドラマを見て読み始めたシリーズ。それ以前に発刊されていた19巻+スピンオフ1巻からこの新シリーズ25巻の最終巻。合計45巻をほぼ10年掛けて読み終わった。最初の巻の発行は2004年なので、約18年半続いたシリーズ。佐伯さん、お疲れ様でし...
2013年にNHKで放送された竹中直人主演のドラマを見て読み始めたシリーズ。それ以前に発刊されていた19巻+スピンオフ1巻からこの新シリーズ25巻の最終巻。合計45巻をほぼ10年掛けて読み終わった。最初の巻の発行は2004年なので、約18年半続いたシリーズ。佐伯さん、お疲れ様でした。最終巻は案外淡々と進んだ感じ。まあ、終わりに相応しいかな?
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2004年2月、酔いどれ小籐次シリーズが始まり44巻をもって完結 酔いどれ・赤目小籐次の旧主豊後森藩主の久留島通嘉がこぼした・・・一国の主なれば居城が欲しいのう、の一言で物語は始まる 登城時に大名四家の「城なし大名」との蔑みに森藩下屋敷厩番にすぎぬ赤目小籐次の意趣返し「大名四家の...
2004年2月、酔いどれ小籐次シリーズが始まり44巻をもって完結 酔いどれ・赤目小籐次の旧主豊後森藩主の久留島通嘉がこぼした・・・一国の主なれば居城が欲しいのう、の一言で物語は始まる 登城時に大名四家の「城なし大名」との蔑みに森藩下屋敷厩番にすぎぬ赤目小籐次の意趣返し「大名四家の行列から御鑓先を斬った=御鑓拝借」がラストは城持ちを夢見た藩主の心の隙に付け込んだ国家老の策謀で、森藩はお上に隠れて居城道楽、お取り潰しの危機にあった 小籐次がおりょうや新たな娘薫子なる家族と共に次世代の駿太郎に希望を持たせた終わり方になりました この物語は酔いどれ小藤次のビッグネームが膨れ上がり、事件は何もしなくても勝手に解決するようになったので、事件の解決よりも家族がお互いに尊敬しつつ豊かな暮らしを送るさまを読者が微笑ましく読む作品になっています(*´▽`*)
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