商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 泰文堂 |
発売年月日 | 2022/08/01 |
JAN | 9784803016826 |
- 書籍
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モブ令嬢テサシア・ノーザランは理想の恋を追い求めない。
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モブ令嬢テサシア・ノーザランは理想の恋を追い求めない。
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推しは遠くにありて、ただ愛でるもの。 推しから同じ熱量、いやそれ以上のものを返されることは想定していない。 ゆえに、実際にその状況に遭遇したテサシアの挙動不審と噛みっぷりに対する同情の余地は十二分にあった。 「はいよろこんでー」って居酒屋じゃないんだから。 モブというか様々な勢力に対し中立を貫いていた田舎男爵娘が、まさかの推しに推されてしまうお話。 推しのルートヴィッヒには元々婚約者もいて、ファンのテサシアから見ても二人は仲睦まじい姿だったそうだから、婚約破棄後にテサシアに乗り換えたルートヴィッヒが理解できずに終盤までちょっとモヤモヤしてしまった。 「愛した人」とも言っていた相手を、婚約破棄されることをしたにしても、そう簡単に忘れられるのかと。 テサシアは色々な意味で凡人ではない。 性格が普通の令嬢ではないというのもあるが、身分は低くても頭も切れるし状況把握能力も高い。 行動力もある。 有能なのである。 彼のパートナーになるには身分以外は障害にならないほど。 だから好ましく思うのは分かるのだが、心変わり早くないルートヴィッヒと。 その辺りのフォローはルートヴィッヒの家族から一応あったので少しモヤモヤは解消されたが、ないままだったら、テサシアの推しは簡単に本命変える奴やぞと心配するところだった。 まあそのフォローも第三者からの証言で、彼自身の視点での前婚約者への気持ちは明確には語られないので疑問の余地は残るが(閑話にあるにはあるが、足りない) 恋ではなかったんだろうが、うーん……カッコいい奴なのに、元婚約者の件が個人的にこんなに足を引っ張るとは。 テサシアに及ばずとも好きになりたいのに、信用ならんというか……ごめんよ。 ルートヴィッヒの折角の決め台詞と癖のポーズも序盤に出たっきりお目見えしなくなったのも残念。 あの決め台詞でもっと論戦を繰り広げてほしかった。 論戦ももっぱらテサシアが各方面で勝ってたしなあ。 彼女がある意味有能すぎて、かっこよかったから……ヒーローはこっちかな。
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