商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/07/21 |
JAN | 9784160901278 |
- コミック
- 文藝春秋
日本のいちばん長い日(下)
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日本のいちばん長い日(下)
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商品レビュー
4
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まずもってこのようなギリギリのせめぎ合いがあったことを初めて知った たしかに無条件降伏による終戦というあまりにも大きすぎる決断(「聖断」)に対して皆一様の反応をするわけもなく もはや制御の効かない暴走機関車を誰がどう御するのか しかもそれがタイトルにあるようにほぼ一日の間での出来事であったとは…… 何箇所か「漫画家の想像」とメタ視点でのコメントが入っているのはもちろん原作があってのコミカライズのため混乱を避けるためだと思う 最後の想像である南北朝の系統のところなどもう少しくわしく説明が欲しかった(知識が追いついてないので) ラストで東京タワーを見上げる昭和天皇のそれはパリで見上げたエッフェル塔へのリプライズとなるわけだが 敗戦の要因を問われ「彼らは非科学的であった」と言った天皇の真意と東京タワー(=昭和における復興の証?)を結びつけたラスト 原作ではどうなっている? 全体を通して軍部(とくに陸軍)の暴走と 臣民のためなんとかそれを止めたいと願い行動する天皇 という描かれ方になっており 当時そのような状況だったのかというのがわかりやすい だがしかしあくまでも一面的な視点であるわけで これを持って昭和天皇の戦争責任云々をどうこういうことはできない 星野も最後に述べているように「聖断」による終戦ができたのなら そもそもなぜ開戦を止めることができなかったのか? その部分については天皇自身の独白録として述べられているが それもどこまでそのまま受け取っていいのかは残念ながら今の自分にはまったくわからない(このあたりについてはもう少しいろんな視点での本を読みたい) ただ(どこまでが本当かは別として)事実としてこうしたクーデター未遂があったことは知られてしかるべきだろう 当時絶対的な現人神である昭和天皇の「聖断」に背いてまで自分たちの戦争を終わらせたくなかった勢力がいたというのは タモリが述べた「新しい戦前」や今の自民党政権の改憲への動きなどと 妙にだぶって感じられてしまいちょっと恐ろしい 国民に寄り添い国民のために全力を尽くす政府が言う改憲ならいざしらず 国民を無視して私利を肥やし蛮行を続ける今の政権がやりたい改憲をどう考えるのか? マンガであることで情景や事件の推移、緊張感などがより迫って伝わってくるし 星野之宣ならそれを描けるだけの力量を持っていることは明らかだが あくまでも原作ありきのマンガなので本作についてはスコアを付けることは避けたい(がブクログのシステム上便宜的に★3としておく) とにかく原作を読まなければ https://amzn.to/48y0tR4
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こ玉音放送がされるまでにこんなに長い1日があったなんて知らなかった。漫画だからとても理解しやすかった。開国するしないの幕末期と同じようなことが終戦間近でも繰り返されていたんだなと感じた。
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上とあわせて終戦の日に読んでほしい一冊です。 日本のため、日本国民のため、私を含む子孫のため、戦争を終わらせようとした人達の思いを感じることができます。
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