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危機からの脱出(Ⅱ) 日経BPクラシックス
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危機からの脱出(Ⅱ) 日経BPクラシックス

W.エドワーズ・デミング(著者), 成沢俊子(訳者), 漆嶋稔(訳者)

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危機からの脱出(Ⅱ) 日経BPクラシックス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP/日経BPマーケティン
発売年月日 2022/07/08
JAN 9784296000715

危機からの脱出(Ⅱ)

¥3,520

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2024/06/12

デミング博士が日本の製造業相手に品質管理の教育を始めたのは第二次大戦直後のことであった。その頃の日本のことを、博士は下記のように記している。 【引用】 日本製品の品質と信頼性は1950年に突如上昇を始め、1954年までに世界の市場を捉えた。経済新時代が始まったのだ。何が起きたのか...

デミング博士が日本の製造業相手に品質管理の教育を始めたのは第二次大戦直後のことであった。その頃の日本のことを、博士は下記のように記している。 【引用】 日本製品の品質と信頼性は1950年に突如上昇を始め、1954年までに世界の市場を捉えた。経済新時代が始まったのだ。何が起きたのか? 答えは、トップマネジメントが「輸出の成否は品質にかかっており、自分たちはこの大変革を成し遂げるだけの力を持っている、やればできる」と考えるに至ったということだ。彼らは幾多のカンファレンスに参加して、その狙いを達成するための自分たちの責務は何かを学び、それを達成すべく主導しなければならないと思い定めた。マネジメントと工場の社員が一緒になって品質向上と仕事のやり方の改善に力を結集したのである。 【引用終わり】 本書で、デミング博士は何度も、「品質管理はトップマネジメントの仕事であり、責任である」ということを繰り返している。第二次大戦後の日本の製造業のトップマネジメントはそのことを分かっていたということを、上記でデミング博士は言っている。だから、日本の高品質の工業製品は世界を席巻したのである。 デミング博士が、日本の製品が世界の市場を捉えたと言った1954年から約70年。日本のモノづくりの見本であったトヨタをはじめとする自動車会社の品質保証手順に不正が見つかった。そして、それをトップマネジメントは知らなかったところが、この70年間の変化であったのであれば、非常に寂しいことだ。「品質管理はトップマネジメントの仕事」ということを日本の会社は守れていなかったのだ。

Posted by ブクログ

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