商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2022/06/30 |
JAN | 9784801931701 |
- 書籍
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ウィリアム・ギブスン エイリアン3
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ウィリアム・ギブスン エイリアン3
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まさかこんな本が出ていたとは! 自分も配信だけど、エイリアン3は鑑賞済みです。 開始10分弱の、唖然とするような展開はまだ覚えています。 おおおおい!? あとがきで、ウィリアム・ギブスン版脚本の数奇な道筋も知ることができますが、なにより2で生き残った3人(2人と1体?)が、違和感なくストーリーにのっててよかった! ただまぁ、映画製作会社側の言い分も多分に分かるところもあります。 バイオハザード的なおどろおどろしさはパワーアップしつつも、後半の脱出劇は確かに2の焼き直しと言われてもしょうがないし、冷戦を彷彿とさせる関係性は古いというのも。 わりと頷けます。 でも、ここから推敲を重ねた作品を映像で観たかった思いはありますね。 そう感じさせられる一作でした。
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SFホラー映画の金字塔、『エイリアン』。1979年に第1作が発表されてからこれまで、ナンバリングタイトル4作、前日譚として『プロメテウス』、『エイリアン:コヴェナント』、その他にも『エイリアンvsプレデター』シリーズ等、メディア問わず派生作品が生まれている。本書は、ナンバリングタ...
SFホラー映画の金字塔、『エイリアン』。1979年に第1作が発表されてからこれまで、ナンバリングタイトル4作、前日譚として『プロメテウス』、『エイリアン:コヴェナント』、その他にも『エイリアンvsプレデター』シリーズ等、メディア問わず派生作品が生まれている。本書は、ナンバリングタイトル3作目である『エイリアン3』の、映像化されなかった幻の脚本をノベライズした作品である。 脚本を書いたのはサイバーパンクの名手、ウィリアム・ギブスン。1984年に『ニューロマンサー』を発表し、その独創的な世界観で一躍有名となった彼に、映画制作者はシリーズに新奇性を与えてくれるものと期待を寄せ、"3"(と"4")の脚本執筆を依頼するが、脚本家組合のストライキに影響されたタイトなスケジュールと、脚本執筆という初めての経験からか、期待されていた彼の"色"を出すことが出来ず、「"2"の焼き直し」という烙印を押され、ボツとなってしまう。("1"寄りに書き直した第2稿も執筆するが、こちらも採用されず。)その後、脚本を始めとして制作が混迷を極めた中で発表された"3"は、酷評の嵐に。今や名監督として知られるデヴィッド・フィンチャーを失意の底に陥れることとなる。 それから時が流れ2013年、ギブスン本人がボツとなった脚本を公開し、これがシリーズのファンから好評を博し、(ギブスンと同じくサイバーパンクを得意とする)パット・カディガンによってノベライズ、本書が発刊される。 と、(本書あとがきを参考に、)本書が世に出るまでの経緯を記したが、実際に読んでみての感想はというと・・・いや、普通に面白い。前作"2"まで主役を務めたリプリーがほとんど登場せず、"2"で初登場した海兵隊のヒックス伍長と人造人間のビショップがメイン。コロニーを舞台に、人間を始めとした動物に感染、"エイリアン"に変異させるという新たな設定で描かれる阿鼻叫喚は、SFホラーとしてワクワクしながら読むことが出来た。 当時は「"2"の焼き直し」とボツにされた訳だが、確かにコロニーを舞台に大量のエイリアンと相対するというのは同じかもしれないが、住人が殺戮された後を描いた"2"と、殺戮されるオンタイムを描いた今作は差別化できたのではと思える。まあ結局は製作者がギブスンに求めていた"新奇性"ではなかったということか。(他の動物に感染、変異させるという新しい設定も、これまでのチェストバスターからの"新奇性"を感じられなかったということかもしれない。) 結果論だが・・・こっちを映画化して欲しかった!
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2023-04-30 いや、著者はパッド・キャディガンだろ。まあ、元になった脚本はギブスンだけども。 中身はエイリアン2の直接の続編。映画のエイリアン3とは異なり、ちゃんと2の生き残りが活躍する。冷戦がベースにあったり、手触りが2そのまんまと言うのでボツになったのも分からなくもな...
2023-04-30 いや、著者はパッド・キャディガンだろ。まあ、元になった脚本はギブスンだけども。 中身はエイリアン2の直接の続編。映画のエイリアン3とは異なり、ちゃんと2の生き残りが活躍する。冷戦がベースにあったり、手触りが2そのまんまと言うのでボツになったのも分からなくもない。けどそのまんまということはすげぇ面白いということでもある。 そして最後の展開、プロメテウスに通じるものがあって、ちょっと複雑。 まあ読む手が止まらなかったのも確か。
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