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リヒャルト・シュトラウス 楽劇サロメ オペラ対訳×分析ハンドブック
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リヒャルト・シュトラウス 楽劇サロメ オペラ対訳×分析ハンドブック

広瀬大介

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リヒャルト・シュトラウス 楽劇サロメ オペラ対訳×分析ハンドブック

2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アルテスパブリッシング/松沢書店
発売年月日 2022/06/25
JAN 9784865592603

リヒャルト・シュトラウス 楽劇サロメ

¥2,200

商品レビュー

5

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2023/06/24

こういう本がちょうど私のレベル感的にぴったりなこともあって、まさにこんな本を読みたかった…!という痒い所に手が届く一冊でした。 新国立の「サロメ」を観に行って、この値段でこれかあという感想を友人と抱き、まあワイルドの原作と並ぶ・超える視覚表現なんて無理だし、音楽もなんだかワーグ...

こういう本がちょうど私のレベル感的にぴったりなこともあって、まさにこんな本を読みたかった…!という痒い所に手が届く一冊でした。 新国立の「サロメ」を観に行って、この値段でこれかあという感想を友人と抱き、まあワイルドの原作と並ぶ・超える視覚表現なんて無理だし、音楽もなんだかワーグナーを聴くときの酩酊感があるわけでもないし、まあそもそもオケもだけど歌手もちょっとね…いや毎回それ日本でオペラ見るとそういう感想しか抱かないよね…もう一生見ないかもねアハハなんて言っておりました。 が、ふと思い立ってこの本を手に取り、ショルティを流しながら読み出したら、あっという間に引き込まれ、100分経ってました。これ読んで行ったらあの日の感想が変わっていたかといったら、変わってないでしょうけど笑、作品自体に対する見方は180度変わりました。もう一生見ないとか言ってごめん、シュトラウス…。改めてショルティで聞いたら、全然面白くて、魅力的で引き込まれました。 私は音楽はもっぱら聞く専門でして、右ページに書かれている楽譜の解説は理解しきれていないところもあるのですが、それでも後ろでこのライトモティーフが実は入っているんです!とか、ここはトリスタン和音なんです!とか、そういうのを知ることが出来て一気に立体的に聞こえてきたというか。普通に聞いてるだけだと後ろでこういう音で…に気づかずスルーしていることもあるので、有難かったです(?)。シュトラウス当たり前ですがめちゃ考えて書いているので、面白かった…。それにショルティ盤のヘロデやサロメ、ナラボートがおそろしく魅力的な声・声色で、それももちろんこの楽劇の引力に貢献しているのですが。 オペラ、オペラ連呼してましたが、楽劇、の方がシュトラウスの意図に沿いますね笑 ワイルドと違った、サロメの魅力に、この本を通じて出会いました。

Posted by ブクログ

2023/06/04

シュトラウス研究の広瀬さんによるサロメの対訳かつ分析書。ありそうでなかなか存在しない種類の書籍。 譜面を読む力があまりないので本書の理解は十分ではないけれど、サロメにおいてシュトラウスが意図したことが分かりやすく解説されている。 基本的にはシュトラウスは先に構造を作ってそこに個々...

シュトラウス研究の広瀬さんによるサロメの対訳かつ分析書。ありそうでなかなか存在しない種類の書籍。 譜面を読む力があまりないので本書の理解は十分ではないけれど、サロメにおいてシュトラウスが意図したことが分かりやすく解説されている。 基本的にはシュトラウスは先に構造を作ってそこに個々の要素を落とし込んでいった感じで、一部音楽性を重視して構造を崩したところがあるものの、基本的には構造的に作られている。 ワーグナーでオペラが完成したあとにいかにオペラをつくるのかというバラの騎士で本格化するテーマがここでもまたみられる。 19世紀末から20世紀初頭のウィーンの雰囲気に満ちた作品の魅力が伝わる作品だと思う。

Posted by ブクログ

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