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1週間で学べる!Julia数値計算プログラミング
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1週間で学べる!Julia数値計算プログラミング

永井佑紀(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2022/06/22
JAN 9784065282823

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2024/02/13

“Juliaは科学技術計算を行うために作られた非常に新しい言語です(2018年にバージョン1がリリース)。Pythonのように書きやすく習得しやすく、Matlabのように簡単な数学のような記述で線形代数が使え、FortranやCのように計算速度が速い言語です。関数電卓のような簡便...

“Juliaは科学技術計算を行うために作られた非常に新しい言語です(2018年にバージョン1がリリース)。Pythonのように書きやすく習得しやすく、Matlabのように簡単な数学のような記述で線形代数が使え、FortranやCのように計算速度が速い言語です。関数電卓のような簡便さで数式をコードに変えることができますから、プログラミング特有の些事に悩まされることなく目の前の物理の問題に注力することが可能です。(まえがきより)”  おそらく物理系の数値計算で今、最も「アツい」プログラミング言語は、“Julia”だろう。上に引用した通り、文法が直観的に理解しやすく、線形代数演算の記述に強みを持ち、そして何より、計算がとっても高速という素晴らしい言語だ。本書はJuliaの基礎文法から実際の数値計算への応用まで、具体的な問題のコーディングを通して丁寧に解説した一冊である。  ”Hello World”から書き始められているとはいえメインは数値計算の本であるから、他の言語でプログラミングに触れた経験があると理解がスムーズだと思う。また数学に関して線形代数や微分方程式等知っている必要があるが、物理の知識は必須でない。個人的に嬉しかったのは、計算が重たくなってくるといずれ頼ることになる、並列計算について紹介されていたこと。これのおかげで作業がどれだけ捗ったことか……  良いところが盛りだくさんのJuliaだが悪いところも言っておくと、その一番は参考にできる資料が少ないことだろう。コードを書いていて何か困ったときに、例えばPythonだったら少し検索すれば解決策を教えてくれるページに辿り着けるのに対し、Juliaの場合、利用人口がまだ少ないためネット上に情報が蓄積されていなくて(近くに詳しい人がいなければ)公式ドキュメントを解読するしか術がないということが往々にしてある。Juliaをこれから勉強しようという人は、その点にだけ注意(覚悟?)した方が良さそうだ。 まえがき 本書の使い方 1日目 Julia言語に触れてみよう 「高級電卓」としてのJulia 2日目 数式をコードにしてみよう Julia言語の基本機能 3日目 円周率を計算してみよう 簡単な計算と結果の可視化 4日目 具体例1:量子力学 微分方程式と線形代数 5日目 具体例2:統計力学 乱数を使いこなす 6日目 具体例3:固体物理学 自己無撞着計算と固有値問題 7日目 自分の問題を解いてみよう 参考文献 索引

Posted by ブクログ

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