商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 2022/06/17 |
JAN | 9784834086690 |
- 書籍
- 児童書
いのちの木のあるところ
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いのちの木のあるところ
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商品レビュー
4.5
7件のお客様レビュー
ハードカバーで500頁越えと、持ち歩きにくいが、読み始めると面白く、続きが早く読みたくて持ち歩きたくなってしまった。上下巻別になっていると良いのに。 トルコで最初に登録された世界遺産の一つ、ディヴリーのモスクと治癒院という実在の建物を中心に、その時代にいた人達を描いたフィクショ...
ハードカバーで500頁越えと、持ち歩きにくいが、読み始めると面白く、続きが早く読みたくて持ち歩きたくなってしまった。上下巻別になっていると良いのに。 トルコで最初に登録された世界遺産の一つ、ディヴリーのモスクと治癒院という実在の建物を中心に、その時代にいた人達を描いたフィクション。 実在した人物もいるが、歴史的に古いので想像も多いのだろうと思われる。 主人公はその建物を建てるディヴリーの王妃が若い時代から描かれ、幼少期は病弱だが、大人になるにつれ活発になり、父の決めた政略結婚などとんでもない。という女性。 結婚後は周辺に戦争も多く起こるが、ディヴリーの王も戦争をしないよう回避するよう言われて育っており、慈愛に溢れ、賢く国を治めた様子も良かった。 内容は面白く、読みやすいのであっという間読めるのだが、小学生では、なにしろ本が大きくて手を出しづらいかも? 良く読める高学年児童には勧めたい。 トルコに行って実際に見たいと思ったが、2023年11月現在では、修復作業中で中は見られないらしい。残念。
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分厚さがハードルをあげているもったいない本。 中のお話はとても読みやすく、少女漫画のよう。文章がやさしいので、背景知識が無くてもすんなりと頭に入ってくる。 やや女の子向きかと思うがぜひ手に取ってみてほしい。
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先輩司書さんに勧められて。 ボリュームはありますが、それだけ深い。 教科書で歴史を勉強するより、これを一冊読んだほうが、ずっと歴史に興味を持ち、知りたくなるのでは、と思うほど。(実際私がそうです) 今はトルコ、シリア、エジプト、イランあたりはなんとなく怖いような気がするけれ...
先輩司書さんに勧められて。 ボリュームはありますが、それだけ深い。 教科書で歴史を勉強するより、これを一冊読んだほうが、ずっと歴史に興味を持ち、知りたくなるのでは、と思うほど。(実際私がそうです) 今はトルコ、シリア、エジプト、イランあたりはなんとなく怖いような気がするけれど、素晴らしい文明の生まれた土地だということ、イスラム建築や言語、宗教への興味も新たにしました。 登場人物もそれぞれ魅力があり、生き生きと描かれているので、読みながら何度もクスッと笑ったり、泣きそうになったり。 浴場(ハマム)が完成して視察する場面では、日本とは違った入浴法が、読むだけでも場面が目に浮かびました。 「旅に勝るのは書物だ。見ることのできない異国も、行くことのできない過去も、本から知ることができる。そして未来を見るには、観察と想像だ。ねばり強く見て、考えをはばたかせるといい」 「お父さまは戦をしない勇気をお持ちでした。戦で町やいのちをうばうのでなく、戦に巻きこまれないよう知恵をしぼる、それが本当の勇者です。」 「子どもたちを連れて、ひろい世界を見て歩きたい。できればあちこちに、いのちの木を彫って残すつもりだ。戦と無縁の地がふえるようにね。」 なお、「おもな登場人物」はいいですが、「王家の家系図」は読み始める前に見ないほうがいいと思います。 高学年以上におすすめ。
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