商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2022/06/13 |
JAN | 9784480511256 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
職場が居心地いいと、家庭にいたくなくなってくる。ワークライフバランスっていっても、圧倒的に職場が強く、巧妙で、家庭はいつも負けてしまう。 仕事(第1シフト)、家事・育児(第2シフト)、さらに第2シフトで疲弊した自分の精神を落ち着かせる第3シフト。第1シフトで家庭のようにたっぷり時...
職場が居心地いいと、家庭にいたくなくなってくる。ワークライフバランスっていっても、圧倒的に職場が強く、巧妙で、家庭はいつも負けてしまう。 仕事(第1シフト)、家事・育児(第2シフト)、さらに第2シフトで疲弊した自分の精神を落ち着かせる第3シフト。第1シフトで家庭のようにたっぷり時間を使い、第2シフトの時間は効率性が重視される。子どもがいつもそのツケを支払うことになる。
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なぜファミリーフレンドリーな制度が使われないかを追求し、実は「家庭より仕事がよい」と考える人が多いという事実を解き明かしている。経営層はより自分が得意で評価をされる仕事の場を気に入っているし、工場勤務者もお金がもらえ、気ままな話し相手もいる職場にいたがる。会社が居心地がよい場所に...
なぜファミリーフレンドリーな制度が使われないかを追求し、実は「家庭より仕事がよい」と考える人が多いという事実を解き明かしている。経営層はより自分が得意で評価をされる仕事の場を気に入っているし、工場勤務者もお金がもらえ、気ままな話し相手もいる職場にいたがる。会社が居心地がよい場所になればなるほど、人は家庭にいなくなる。しかし、手放しで仕事だけを楽しんでいるわけではなく、子どもに対する罪悪感というタスクも請け負っている。 筆者はこの状況を望ましくないものと捉えている。子どもが犠牲になっていることを指摘し、より子どもを中心とした社会の実現を提案している。 この指摘は耳が痛いものだ。私自身、何の評価も達成感もない育児より、成果がわかりやすい仕事の方が楽だからだ。しかし、それで本当に子どもが「犠牲」になるのであれば社会のあり方を改めないといけないだろう。
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