商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 樹村房 |
発売年月日 | 2022/06/09 |
JAN | 9784883673643 |
- 書籍
- 書籍
古代日本に於ける「図書館」の起源
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
古代日本に於ける「図書館」の起源
¥3,520
在庫あり
商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
図書館と呼べるものが日本でいつどのように発生したのかを研究している一冊。 古代の情報保存は“語り部”によって行われ、それは現代の図書館と同じ役割を担っていました。 しかし文字が輸入されるに連れて儀礼的な存在となり、飛鳥時代には書物が保存装置として置き換わることになります。 奈良...
図書館と呼べるものが日本でいつどのように発生したのかを研究している一冊。 古代の情報保存は“語り部”によって行われ、それは現代の図書館と同じ役割を担っていました。 しかし文字が輸入されるに連れて儀礼的な存在となり、飛鳥時代には書物が保存装置として置き換わることになります。 奈良時代では役所としての図書寮(ずしょりょう)や文殿(ふどの)が発生し、貴族からは石上宅嗣(いそのかみのやかつぐ)の芸亭(うんてい)などの一般公開書庫も出現しました。 古代日本における司書に当たる職業として書司(ふみのつかさ)があるとされていますが、書司は楽器なども扱ったそうです。 時代によって形や役割は異なりますが、東西問わず図書館・文庫と司書職は存在していて地味に…いや地道に情報を守ってきたのだと感激しました。
Posted by
難しく書いてあるかも。。とドキドキしながら読み始める。いつから図書館なるものができたのか文献によって丁寧かつ、分かりやすく書いてあり集中力が途切れる事なく読みきる。ルビが最初に付いていたら後は載せていないのでそこでまた戻って探すのだけど探していると読み飛ばし、記憶にない文章が見つ...
難しく書いてあるかも。。とドキドキしながら読み始める。いつから図書館なるものができたのか文献によって丁寧かつ、分かりやすく書いてあり集中力が途切れる事なく読みきる。ルビが最初に付いていたら後は載せていないのでそこでまた戻って探すのだけど探していると読み飛ばし、記憶にない文章が見つかりゆきつ戻りつで楽しく読め、古代の本の管理についての知識も増えいい本に出会えた。
Posted by
図書館の新刊コーナーから。 息子が調べ学習で図書館をテーマに選んでいた。 「日本で一番古い図書館って?」と聞かれ、ポプラディアをちょろっと読んで「”ずしょりょー”と”うんてい”だってさ」と答えておいた。 よくわからないくせに。 それが先月のことだったので、タイムリーな本。 ま...
図書館の新刊コーナーから。 息子が調べ学習で図書館をテーマに選んでいた。 「日本で一番古い図書館って?」と聞かれ、ポプラディアをちょろっと読んで「”ずしょりょー”と”うんてい”だってさ」と答えておいた。 よくわからないくせに。 それが先月のことだったので、タイムリーな本。 まず、「現代の”常識”を過去に持ち込まない」という視点に衝撃を受けた。 確かに、今の図書館法は古代に存在しないし、図書館の定義だって決まっているわけがない。 新しい前提を身に付けることができた。 最初に語り部。次に聖徳太子の「書屋」ついての考察。 そして法で初めて規定されたのが図書寮。 そのほかにもいろいろな文庫があったけれど、どれも保管機能が重要視されていた。 そんな中、蔵書を一般開放したのが芸亭。 今の図書館に照らし合わせるだけでなく、その時代に生きた人たちの需要によって生まれ発展してきたということを知れたのが、大きな収穫。
Posted by