商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/05/25 |
JAN | 9784065275429 |
- 書籍
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レーテーの大河
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レーテーの大河
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
昭和二十年、二人の軍人に救われ満州国から帰国することが叶った三人の子供たち。彼らはそれぞれに成長し、日常を送っているはずだった。しかし彼らのうち二人が突如失踪する。オリンピックを目前に控え変貌する都市の裏で、何か秘密の計画が動いているらしいのだが……。サスペンス感のあるミステリで...
昭和二十年、二人の軍人に救われ満州国から帰国することが叶った三人の子供たち。彼らはそれぞれに成長し、日常を送っているはずだった。しかし彼らのうち二人が突如失踪する。オリンピックを目前に控え変貌する都市の裏で、何か秘密の計画が動いているらしいのだが……。サスペンス感のあるミステリです。 日本人にとってもっとも過酷だったかもしれない時期を生き抜いた彼らは幸運だったと言えるのでしょう。でも戦争が終わっても、シベリア抑留や「駅の子」などという苦難は続いたのだし、オリンピックに沸き立つ世の中でさらなる迫害を受ける人たちの犠牲もあまり知られていないだろうがゆえに、さらにつらく感じられました。 陰で動く計画の存在にはわくわくさせられてしまいました。列車ミステリのような要素もあり、そして終盤はアクション映画のようなスリリングな展開に。その中でこのタイトルの意味は、重くのしかかりました。
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忘れてはならないことがある。 大きな声で大義を唱える波に唯々諾々と流されてしまうことの愚かさを忘れてはいけない。そしてそんな人達こそ毀誉褒貶といつの時代も器用に渡り歩いていってしまえるこの世界の歴史も。 ある登場人物二人のように正しいことをするか親切なことをするか選ぶなら私も親...
忘れてはならないことがある。 大きな声で大義を唱える波に唯々諾々と流されてしまうことの愚かさを忘れてはいけない。そしてそんな人達こそ毀誉褒貶といつの時代も器用に渡り歩いていってしまえるこの世界の歴史も。 ある登場人物二人のように正しいことをするか親切なことをするか選ぶなら私も親切なことをする人になりたい。忘れないでいる側に立ちたい。
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134藤原ていさんの流れる星は生きている、を思い出した。満州国の棄民は軍が原因。右とか左とか色々あるけど、戦争はしたらあかんね。強硬な意見の方が勇ましいけど、国民が不幸になる選択は間違っている。だっておじいさんは最前線に行かないでしょう。
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